いかがでしょうか。
実は、私の実家の会社も、私が承継するまでの30年間近く、銀行から一度も借金したことがありませんでした。見方を変えれば、「銀行から借りられるほどの信用がない」状態でした。
帳簿はつけたりつけなかったり。決算書は適当。
それでも家族経営なので誰も異を唱えない。
これでは経営改善どころではありませんね。
そして、資金繰りが苦しくなってから「どこか借りられるところはないか」と右往左往する始末。
しまいにはサラリーマンの息子を連帯保証人にして、年利35%の商工ローンで資金調達する羽目に……。
こうならないためには、ある程度、銀行からの借入があったほうが良いように思います。
銀行借入があれば、借入申込の審査を通じて経営状態の悪いところを指摘されますし、悪いところを改善する必要にも迫られます。
社内に有能な財務責任者や監査役のような人がいたり、良い顧問税理士やコンサルと契約しているのならばその心配はないのかもしれませんが、ワンマン経営の会社であればあるほど、銀行との付き合いが必要なのではないかと思います。
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