マツダが中国で生産した「MAZDA 6e」をタイに輸出!独特な世界戦略は吉と出るか凶と出るか?

 

長安マツダはBEV専業か

ただし、マツダとしてはタイのみを想定しているのではなく、例えば年間10万台の生産を見込む新型小型SUVは、日本やASEAN各国への輸出も想定されている。

また、長安マツダの発表にもある通り、「MAZDA 6e」はタイを皮切りにASEANへの波及も検討されている。

ともかく、マツダが長安マツダをBEVの主力と位置付けたグローバル戦略が着々と進んでいることは間違いない。

今から見れば、このために中国撤退を否定、長安マツダを死守してきた、ともいえるかもしれない。

こうした中国合弁の活用方法は日系はもとより、他の外資でもあまり見られない。マツダのこの独特な手法の成否は不明だが、生き残りをかけた模索ではあるのだろう。

MAZDA EZ-6は苦戦中

ちなみに、「MAZDA 6e」のベースとなった中国専用車「MAZDA EZ-6」は初月、2000台を超える工場出荷台数を記録したが、その後低迷。

また、中国ではBEVとREEVが設定されており、REEVの方がよく売れている。

「MAZDA EZ-6」が中国内である程度存在感を示していかないと、マツダのグローバル戦略における長安マツダBEV専業化も微妙になる可能性がある。

 

この記事の著者・CHINA CASEさんのメルマガ

初月無料で読む

出典: https://mp.weixin.qq.com/s/zYNPGbBvIaPoyCaOwQ_8UQ

CHINA CASEは株式会社NMSの商標です。

image by:  VanderWolf Images / Shutterstock.com

CHINA CASEこの著者の記事一覧

急速に進む中国のCASE(Connected,Autonomous,Shared&Service,Electric)やMaaS、自動車産業についての最新情報「CHINA CASE」が有料メルマガに! 進撃の中国イノベーション chinacase.xyz 日本は、「XYZ(後がない)」? 1日1本のメールで中国自動車業界キャッチアップ!

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 CHINA CASE 』

【著者】 CHINA CASE 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料 【発行周期】 日刊 発行予定

print
いま読まれてます

  • マツダが中国で生産した「MAZDA 6e」をタイに輸出!独特な世界戦略は吉と出るか凶と出るか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け