最近、盗聴器の発見調査の依頼が増えていると語るのは、メルマガ『探偵の視点』の著者で“イケメン探偵”こと現役探偵の後藤啓佑さん。しかも、個人ではなく企業からも依頼があるようで……その問題解決のポイントについて語っています。
盗聴発見調査のリアル
最近、盗聴器の発見調査の依頼が増えています。
正直なところ、僕自身はもう10年くらい前から、「盗聴器の発見調査って、今後は減っていくんだろうな」と感じていました。
というのも、盗聴器って“受信できる範囲”が限られているんですよね。だから、設置する意味があまりないというか、実用性に欠けるんです。
僕がもしどなたかの音声を取りたいなら、ICレコーダーを設置して、1週間後に回収する。この方がはるかに確実だし、実際、最近のICレコーダーは感度も抜群です。
なので、今どき「盗聴器でリアルタイムに会話を聞く」っていうのは、もうあまり現実的じゃないと思うんです。
でも、それにも関わらず、世の中の“盗聴器”に対するイメージって、あまり変わってない気がします。
そういった背景もあるので、僕たちがやる盗聴器発見調査っていうのは、従来の“電波系の盗聴器”の発見に加えて、ICレコーダーやGPS機器など、周辺情報を盗られる機材のチェックも含めています。
さらに、それらに対する防衛策のアドバイスや対処も行っています。
企業さんがこの調査を依頼してくるというのは、やっぱり何かしら「心当たり」や「不安」があるということ。
なので、まずはそのあたりを丁寧にヒアリングさせてもらって、僕たちで対応できる範囲の対処をしていく、という形で進めています。
盗聴発見調査で本当に(やらせではなく)発見されるのって、100回やって1回ぐらいです!
必要なのは‘’何故盗聴発見調査に至ったのか‘’。そこのヒアリングに、問題解決のポイントがあります。機械ではできない、プロの知見が必要な部分です。
だんだん暖かくなってきて、人の動きも活発になる時期。探偵にとっても、忙しくなりそうな季節です!
【活動情報】
ロンドンブーツの淳さんのYouTubeに出演させて頂きました!
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