テスラだけじゃなかった。中国・上海で新車が急激に売れなくなったのはナゼなのか?

2025.04.04
 

PHEVが非NEVに

また、上海市では中国唯一、PHEV、REEVを新エネルギー車(NEV)から外し、PHEV、REEVは緑色ナンバープレートを受け取ることができず、ガソリン車同様の青色ナンバープレートを取得しなければならなくなった。

中国の新車販売は2024年、PHEV、REEVが3桁に近い成長を記録、全体をけん引したが、上海市ではその恩恵が預かれなくなり、大きなマイナス要因になったようだ。

上海市で青色ナンバープレートは現在でも、毎月10%が落札できるかどうかの狭き門で、しかも取得費用に9万元(約180万円)かかる。

ナンプレ入札者激減

中国の基準で言えば、ほとんど新車一台分の費用が、ナンバープレート取得に必要になってくる。

しかもこのナンバープレート入札数が激減している。入札数は2021年、毎月20万人以上となっていたが、2024年には5万人を切るのが普通で、同年7月には4万人も割れた。

この理由は今に至るまで定かではないが、上海市におけるナンバープレートがほぼ行きわたった可能性はある。

入札数が減少しても発行数を抑えているから、落札率には大きな変動はない。

上海でAITO急躍進

テスラ車はBEVであり、引き続きほぼ無料で緑色ナンバープレートは取得できる。

アドバンテージはあるが、それでも大きなマイナス成長になったのは、ファーウェイ「鴻蒙智行(HIMA)」問界(AITO)が急激に浸透したこと。

実に4.5倍増えて1.2万台になった。その他、理想(Lixiang)や蔚来(NIO)が着実にプラス成長を果たしている。

テスラ同様、厳しいマイナス成長になっているものに、トヨタ(-30%)などがあるが、上海市でテスラが苦戦するようになったことは間違いなさそうだ。

出典: https://auto.gasgoo.com/news/202503/16I70420573C501.shtml

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