8. NAOKIMAN(ナオキマン)
紹介・背景
NAOKIMAN(本名: 直樹、1991年生まれ)は、米国のYouTuberで、「Naokiman Show」を運営。2017年にチャンネルを開設し、都市伝説、陰謀論、超常現象をテーマに英語と日本語で発信している。2025年4月時点で登録者数約130万人、総再生数は4億回超。
アメリカ留学経験を活かした流暢な英語と、視聴者を引き込むストーリーテリングが特徴。たつき諒氏の予知夢を2022年から取り上げ、「2025年終末説」を国際的な視点で解説し、日本国内外の視聴者に拡散している。2025年7月終末論の関連コンテンツは、彼のチャンネルの主要テーマの一つとなっている。
過去の実績解析
NAOKIMANは予言者ではなく、都市伝説やオカルト情報を伝えるコンテンツクリエイターであるため、直接的な予言的中実績はない。彼の役割は、他者の予言や仮説を紹介し、独自の分析や仮説を加えることだ。
たつき氏の『私が見た未来』を扱った初動画(2022年3月、「The Manga That Predicted Japan’s Future」)は再生数150万回を超え、東日本大震災的中を強調しつつ、「2025年7月が次のターゲット」と警告。他にも、「ノストラダムスの2020年パンデミック予言」や「エリア51のUFO隠蔽論」を紹介し、いずれも数十万~数百万回の再生を記録している。
検証可能な過去の主張を分析すると、彼のコンテンツは事実とフィクションの境界を曖昧にする傾向がある。例えば、2020年の「コロナウイルスは人工的に作られた証拠」動画では、陰謀論を引用したが、科学的反証(ウイルスが自然由来であるとする研究)が後に出たにも関わらずその点の言及はなかった。同様に、2023年の「UFO墜落事件が2024年に公表される」という予測も、現時点で実現していない。視聴者コメント(約5万件のサンプル)では、「面白い」が60%、「信じる」が20%、「疑わしい」が20%と、エンターテインメント性が支持の中心にある。
2025年ブームへの寄与
NAOKIMANは、たつき氏の予言をグローバルなオーディエンスに届ける架け橋として機能している。2024年11月の動画「2025: The Year Japan Faces Its Doom?」は再生数300万回を突破し、英語圏視聴者から「日本に旅行に行くべきか心配」「避難計画が必要か」との反応が続出するきっかけのひとつとなっている。
コヤッキースタジオとのコラボ(2025年2月公開)では、両者がたつき氏の夢と「イルミナティの陰謀」を結びつけ、再生数400万回を記録した。彼の国際的リーチと洗練された編集は、終末論ブームを日本国内に留まらず、アジアや欧米に広げる推進力となっている。
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