米高騰の問題解決は日本の構造改革
現在のコメ価格の問題は、多分江戸時代の後半と同じように「貨幣経済」と「米文化」の軋轢ということが大きな問題の根源にあるのではないでしょうか。
昭和の高度経済成長は、国民の核家族化を進め、日本固有の家制度がなくなってしまってきています。
そもそも「田植えの時は近所が総出で手伝う」というような「助け合いの文化」が、日本の労働環境からなくなってしま手散るというような状況になっているのではないかと思います。
実際に、私などから見ると、都会で一人暮らしをして、ネットでしか人とつながっていない若者などは「自分から村八分の環境に身を置いている」人ではないかというような感じがします。
マンションで隣に住んでいる人の顔も知らないなどというのは、お互いが近所で協力するという地縁的生活環境からはかけ離れているものであり、その助け合いがなくなったことが、そのまま「生活費のコスト高」につながっているのです。
自分で買い物に行き、自炊していれば、コストがかかりませんが、食事を作ってもらいそして宅配業者に自宅まで運んでもらうという文化は、「食事を作った人」「運ぶ人」だけではなく「決済業者」「インターネット業者」などの人々の利益を自分が余分に払っているということになります。
それだけコストが高くなる生活をしている、つまり「彼らの利益を払って人間関係の希薄さを補っている」ということになるのです。
そしてそのことが、米農家にも存在していますーーー(『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』2025年4月21日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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