農協改革を求めるトランプ政権の後ろ盾を得て政界大再編へ?
小泉大臣に対する農水省の出方が気になるところですが、実際には農水省OBや農水省幹部の中にも、米国の圧力からか改革を評価する「小泉シンパ」がいます。
そして、現在のトランプ政権を支持する立場となったブッシュ・ファミリーは、小泉元総理と深いつながりがあり、農協改革を求めるトランプ政権の後ろ盾を得たとも言えます。
小泉農水大臣を得て、石破内閣の支持率はやや上昇を見せています。農水族と言われる石破総理も、今回は小泉路線を支持し、農政にも手を付けようとしています。自民党はこの石破、小泉グループと、森山幹事長などの農協シンパとに分断される可能性があります。
このような自民党の分裂は、新たな政界再編につながる可能性を秘めています。
石破・小泉チームには立憲民主が加わる可能性があり、残る自民には国民民主がついて新たな「二大政党」ができる可能性があります。
そこでは、あらためて政権交代を可能にする政党の形が期待できます。郵便局、農協の組織票がなくなったとき、新たな政党が民意を得られるかどうか?国民に目を向けた政党の誕生を期待したいと思います。
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※本記事は有料メルマガ『マンさんの経済あらかると』2025年6月9日号「小泉米改革のインパクト」の抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。当月配信済みバックナンバーもすぐに読めます。
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