小泉進次郎農水大臣の「後ろ盾」とトランプ大統領の農協解体指令。5キロ1700円“古古古古米”で自民党大分裂、政界再編へ?

 

農協改革を求めるトランプ政権の後ろ盾を得て政界大再編へ?

小泉大臣に対する農水省の出方が気になるところですが、実際には農水省OBや農水省幹部の中にも、米国の圧力からか改革を評価する「小泉シンパ」がいます。

そして、現在のトランプ政権を支持する立場となったブッシュ・ファミリーは、小泉元総理と深いつながりがあり、農協改革を求めるトランプ政権の後ろ盾を得たとも言えます。

小泉農水大臣を得て、石破内閣の支持率はやや上昇を見せています。農水族と言われる石破総理も、今回は小泉路線を支持し、農政にも手を付けようとしています。自民党はこの石破、小泉グループと、森山幹事長などの農協シンパとに分断される可能性があります。

このような自民党の分裂は、新たな政界再編につながる可能性を秘めています。

石破・小泉チームには立憲民主が加わる可能性があり、残る自民には国民民主がついて新たな「二大政党」ができる可能性があります。

そこでは、あらためて政権交代を可能にする政党の形が期待できます。郵便局、農協の組織票がなくなったとき、新たな政党が民意を得られるかどうか?国民に目を向けた政党の誕生を期待したいと思います。

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プロフィール:斎藤満(さいとうみつる)
1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和銀行に入行。資金為替部時代にニューヨークへ赴任、シニアエコノミストとしてワシントンの動き、とくにFRBの金融政策を探る。その後、三和銀行資金為替部チーフエコノミスト、三和証券調査部長、UFJつばさ証券投資調査部長・チーフエコノミスト、東海東京証券チーフエコノミストを経て2014年6月より独立して現職。為替や金利が動く裏で何が起こっているかを分析している。

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