イスラエルの「イラン核施設」攻撃に加勢か停戦か?大統領選に貢献「ユダヤ」と親イラン「プーチン」で板挟みになるトランプ米国のジレンマ

 

ユダヤを裏切り、イランに日和ったトランプ

『テレ朝ニュース』11月19日付。

〈イスラエル首相 先月にイラン核施設攻撃を明らかに「核開発計画阻止できていない」11/19(火) 8:06配信

イスラエルのネタニヤフ首相は18日、軍が先月、イランの核施設の一部を攻撃したことを明らかにした一方、「核兵器の開発計画は阻止できていない」と述べました。

現地メディアによりますと、ネタニヤフ首相は18日、議会で演説し、先月26日に、イランの防衛能力やミサイル生産能力に関連する施設に加え、核施設の一部を攻撃したことを表明しました。

一方で、「核兵器の開発計画は阻止できていない」として、「イランの核開発への歩みを止めることは、我々の責務だ」と強調しました〉

「イランの核開発の歩みを止めることは、我々の責務だ」そうです。

だからイスラエルは、イランの核施設を破壊しなければなりません。

そんなイスラエルにとって、アメリカ新大統領は、ハリスよりトランプの方がよかったのです。

なぜ?

バイデン-ハリスは、イスラエルとイランに、「どっちも落ち着いて!」というだけでした。

それで、停戦の仲介を試みていた。

しかし、イスラエルにとって、同国の存在自体を認めないイランの核兵器保有は、「悪夢」以外の何物でもありません。

だから、破壊しなければならない。

では、トランプはどうなのでしょうか?

彼は、「イランの核施設を破壊しろ!」と公言していました。

『時事通信』2024年10月5日付。

〈イラン核施設「攻撃すべき」 反対のバイデン氏批判─トランプ氏

時事通信 外信部2024年10月05日10時11分配信

【ワシントン時事】トランプ前米大統領は4日、南部ノースカロライナ州で開かれた集会で、イスラエルによるイランへの報復について、イランの核施設を「攻撃すべきだ」と語った。

核施設攻撃に反対したバイデン大統領を「間違っている」と批判した。

トランプ氏はイランの核施設に関し、「われわれにとって最大のリスクだ」と強調。

その上で、「まずは核(施設)をたたき、残りのことは後で心配すればいいと(バイデン氏は)答えるべきだった」と語った〉

この発言は、トランプの考えがネタニヤフ首相と同じであることを示していました。

当然、イスラエルロビー=ユダヤは、ハリスではなくトランプを支持したでしょう。

トランプを勝たせたユダヤ・イスラエルロビーは、即座にイラン核施設を攻撃することを望みました。

しかし、トランプは、日和(ひより)ました。

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