イスラエルの「イラン核施設」攻撃に加勢か停戦か?大統領選に貢献「ユダヤ」と親イラン「プーチン」で板挟みになるトランプ米国のジレンマ

 

ユダヤと板挟みになった「プーチンのポチ」トランプのジレンマ

つまり、イランと交渉を開始したのです。

これは、何でしょうか?

トランプには、二つの「スポンサー」がいます。

すなわち、ユダヤ・イスラエルと、プーチン・ロシアです。

ユダヤ・イスラエルは、すぐイラン核施設を攻撃したい。

しかし、プーチン・ロシアは、イランの現政権を存続させたい。

なんといっても、イラン現政権は、ロシアにドローンを提供し、助けてくれているからです。

プーチン・ロシアに武器を提供してくれる国は、北朝鮮とイランしかいません。

それで、プーチンは、トランプに「イランと核交渉しろ!」と指示したのでしょう。

トランプが異常なまでに「プーチンの【 ポチ 】」であること、皆さんもご存知でしょう。

そのため、アメリカでは、上院議員も「トランプはロシアの工作員だ!」と断言しています(17分54秒からみてください)。

こうして、トランプは、「イラン核施設をすぐ攻撃したい」ユダヤ・イスラエルと、「イラン現政権を守りたい」プーチン・ロシアの板挟みにになったのです。

しかし、イスラエルも、永遠に待ち続けるわけにはいきません。

待っている間に、イランが核兵器を完成させるかもしれない。

それで、イスラエルはイラン核施設への攻撃に踏み切ったのです。

そうなるとイランは、どう出るでしょうか?

『時事通信』2024年10月5日付。

〈イランはこの日、紛争が発生した場合、地域内の米軍事基地を標的にするとけん制した〉

もし、イランが米軍基地を攻撃すれば、当然「アメリカも参戦」ということになるでしょう。

トランプが、いくらプーチンのポチでも、米軍基地を攻撃されて黙っていれば、「ロシアの工作員であること」を告白するようなものです。

(私は、「トランプはロシアの工作員だ」とはいっていません。「アメリカの上院議員が、『トランプはロシアの工作員だ』といっている」という情報を紹介しているだけです。念のため)

というわけで、イスラエルがイラン核施設を攻撃し、アメリカが「しぶしぶの体」で参戦する(トランプは、ホントにしぶしぶでしょうが)、そんな可能性が高くなってきました。

イスラエル、アメリカ、イランのそれぞれの思惑を見てみましょう。

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