AIの進歩で「動物との会話」が可能に。もう「人間中心の世界」は終了してしまうのか?

 

では次にデメリットを考えてみましょう。

デメリット1:気を遣う

自分がハンバーグを食べながら、ペットの犬にもエサをあげた時に「おれもたまには、あんたが食ってるヤツ食いたい、もうこのエサは飽きた」と言われたら気を遣います。

または膝の上で子猫をナデナデしながらオナラをしたら、「クッサ!マジかコイツ!ナニ食ったらこうなるんな?ぶち臭いじゃんか、最低~」とにらみつけられるかもしれません。

デメリット2:家畜に情がうつる

屠殺(とさつ、と読みます。食べるために家畜を殺すこと)の際に、「痛いから殺さないで!」「殺す前に一目でいいから家族に会わせて!」と言われるかもしれません。が「このエサを食べたら気分が悪くなった」「最近は小屋の温度が高すぎて暑くてつらい」など教えてくれたらストレスが減り、繁殖の効率が上がったり肉質も良くなるかもしれません。

よく小学校で命の教育と題して、みんなで育てた豚を最後に食べるという教育がありますが、子供たちはもしも豚が「これまで一緒に楽しく暮らしてきたじゃん!なんで殺すの!」という声を聞くと、もう食べることはできなくなるでしょう。

デメリット3:ウソをつくかも?

私たちは、人間はウソをつく生き物だと知っているので用心します。しかし、動物とコミュニケーションがとれたら、その感動が勝ってしまい、すべて信じてしまうでしょう。

でも、ひょっとしたら一部の頭が良いとされる動物(イルカ、象、カラス、チンパンジー、犬など)はウソをつくかもしれません。

人間がウソをつくときは、表情、目線、声の裏返りや手の震え具合などから判断できることがありますが、動物がウソをつくときの特徴なんて誰も研究していません。ましてや種ごとにウソをつくときの特徴が違っているかもしれないので、見抜くことはほぼ不可能でしょう。

人間中心とした世界観が崩壊する

このニュース記事の最後はこう締めくくっています。
私たちが、地球が中心(天動説)じゃないと知った時と同じように、人間が中心じゃないと分かり、地上の全てとの関係性が変わるでしょう。

このしめくくりをみて、今日の創刊号で取り上げよう!と決めました。

つまり先ほど挙げたデメリット3つをまとめて一言で言うと気を遣う相手が人間だけじゃなく地球上のすべての生物になるということです。

いや、ひょっとしたら生物だけじゃないかもしれません。植物も会話しているかもしれません。

参考:植物は「会話」している、ストレスで超音波を出すことも判明

人間同士のコミュニケーションでさえ、これだけ精神をすり減らしている現代人の僕たちが、さらに地球上のあらゆる動物、さらには植物や昆虫、菌類までも!?コミュニケーションの輪の中に入ってきたら、いったいどんな世界観になるのでしょう!?

宮崎駿さんの映画の世界観のようになるかもしれませんね。
少なくとも、人類中心の地球ではなくなるでしょう。まさに天動説から地動説になったインパクト以上のことが起こると思います。

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