7. 輝く事例
7.1 QRコード決済の成功
PayPayは、ソフトバンクと三井物産の支援を受け、インドとタイで多言語対応とAI不正検知を導入。2024年にはインド市場の15%を獲得し、ASEANでの標準化が進む。政府の貿易協定がこれを後押しする。
7.2 物流の革命
ヤマト運輸のAI最適化配送モデルは、伊藤忠を通じて東南アジアで試験中。2024年のパイロットでは、配送効率が20%向上。グローバルな物流標準の礎となる。
8. 結論:日本の明るい未来
日本のガラパゴスシステムは、孤立の象徴から希望の光へと変わりつつある。米国や中国に依存しない世界のニーズに応え、政治的中立性と技術の信頼性を武器に、日本は新たなグローバル標準を築ける。多言語化、AI、総合商社と政府の連携は、この夢を実現する鍵だ。
2025年、日本の技術は世界を照らし、国際経済の新たなパラダイムを創造する。ガラパゴスから世界へ、日本の未来は明るい。
参考文献
JETRO「日本の技術輸出に関する報告書」、2024年。
ISO/IEC標準化ガイドライン、2025年。
三菱商事年次報告書、2024年。
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■編集後記「締めの都々逸」
「孤立してると 嘆くじゃないよ 自立のはじまり ガラパゴス」
本稿では可能性と言っていますが、本当は既に始まっていて、ほぼ勝敗も決していると思います。
でも、公開情報が少ないのと、米国政府の忖度で、真実が見えてきません。もどかしい限りです。
私は関税について心配していません。既に日本政府も日本企業も、米国と手を切りつつあります。どんなに関税をかけても、輸出しなければ関係ない。米国市場のマイナスを、EUやカナダ、中南米、アセアン、中東市場でカバーすればいいのです。むしろ、困るのは米国です。
日本製品や日本製の素材や部品が使えないと、完全に時代に取り残されますから。ざんねーん!(坂口昌章)
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