永久に変われない旧態依然とした時代遅れの自民党
続きましては、石破首相が懇意にしている鳥取県の日本海新聞の西山記者からの質問です。
日本海新聞の西山記者 「昨年、地元鳥取県は石破総理誕生ということでかなり湧きまして、地方の実情を良く知る総理ということで期待を寄せました。結果的に約1年での退陣ということになり、総理肝いりの政策の多くが道半ばだと思います。今、地元鳥取県の方々に何を伝えたいですか」
石破首相 「(私は)5回目の出馬で総裁になることができた、それは本当に厳しい時、どんな時でも支えてくださった地元鳥取の有権者の方々、あるいは県民の皆様、そういう方々のお支えがなければ、私は決して総理総裁をつとめることはできませんでした。そして去年の9月にどれほど喜んでくださったことかと、その光景を今も忘れることはありません」
石破首相 「やはり地方で育った者として、そして1日200軒、300軒、ずっと歩いて来た者として、地方の実情というのはよくよく知っております。先ほどの賃上げのお話にしましても、鳥取県は非常に大きな取り組みをしていただいたと思っています。それは平井(伸治)知事を始め多くの方々が、一番ちっちゃい県だからこそ頑張らなきゃいかんと、そういうことで取り組んでいただいたお陰でございます。私はこの間の両院総会でも、石破なら変えてくれると、石破らしくやってくれと、そうした強いご期待で総裁になったと思っております」
石破首相 「しかし少数与党ということで、あるいは、党内において大きな勢力を持っているわけでもございません。そして、本当に多くの方々に配意をしながら、融和につとめながら、誠心誠意つとめて来たことが、結果として『らしさ』を失うことになったという、一種の、何て言ったらいいんでしょう、どうしたら良かったのかなあ、そういう思いはございます。しかし、いろんな制約の中で、るる申し述べて来ましたように、やるべきことは、私自身、本当にこれ以上はできなかったというほどに、できたと思います」
石破首相 「誇るつもりもないし、自画自賛するつもりもないし、だけども本当に多くの方々のお力のお陰で、1年間やることができたと。結局、地元に帰ることは1回しかできませんでした。それは、地元の人に本当に喜んでもらえる機会というものをもっと与えたかったと思います。これからまた、地元の皆様方とともに、新しい日本を地方から創るということに邁進して行きたいと考えております。県民の皆様方に本当に心からのお礼を申し上げ、ご期待に応えることができなかったことをお詫び申し上げます」
奥歯にモノが挟まったような言い方しかしてませんが、ようするに、党内に大きな勢力を持たない自分は、党内のパワーバランスによって長いものに巻かれなきゃならない場面が多々あり、そうした要求に仕方なく応えて行くうちに「石破らしさ」を失ってしまった…と言ったわけです。ま、それは国民から見ても一目瞭然でしたが、それと同時に、自民党は永久に変わることのできない旧態依然とした時代遅れの化石政党だということも分かりました。
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