さまざまな目的のために利用される、大物政治家と共に一個人が収まる写真。しかしその目的が「悪事」であった場合、為政者としての質を問われることになるのもまた事実です。ジャーナリストの山岡俊介氏が主宰するメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』では今回、被害総額30億円以上とも言われる詐欺事件の黒幕と目される元暴力団組員が、石破首相や小野寺元防衛相とのツーショット写真を利用していたことを暴露。さらにその元暴力団組員の正体にも迫っています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:「石破首相と元組員詐欺師の写真」──信用付に悪用。被害者が集団で近々に刑事告訴・記者会見へ
「石破首相と元組員詐欺師の写真」──信用付に悪用。被害者が集団で近々に刑事告訴・記者会見へ
石破茂首相が辞任表明したので、元暴力団組員(小指が両方とも欠損)で詐欺師とのツーショット写真を紹介することにした。
この組員、被害総額30億円以上ともいわれる詐欺事件の黒幕と見られ、すでに被害者の会が出来ており、この9月中にも集団で刑事告訴し、それに合わせて記者会見が予定されている。
そして、この元組員は詐欺を働くに当たって政治家と懇意であることを吹聴しており、その証拠として石破首相(*ただし、写真が撮られたのは首相就任前)との写真も見せているというのだから、これでは、石破首相は知らなかったでは済まされないのではないか。
しかも、この元組員が信用付に利用したとする写真は石破首相だけではない。
仁木博文厚生労働副大臣(2024年11月~。自民党。麻生派。徳島1区。当選3回)とのツーショット写真もある。
仁木代議士、むろん、この人物の正体を知っていたらこんな写真は撮らせなかっただろう。
しかし、副大臣室で、元組員の詐欺師を副大臣室の自分のイスに座らせ、自分はその後方で立つとは、いくら何でもサービスし過ぎではないか。これでは、その写真を見た者は、2人はまさに懇意と思われても仕方ないだろう。
おまけに、関係者はこう証言する。
「仁木副大臣と会ったのは、“業者に頼まれ、コロナ禍でのPCR検査補助金架空請求を揉み消してもらうため”と語っていました」。
何とも驚きの証言だが、本紙が入手した写真は、この仁木氏と石破首相とだけではない。
元防衛相で、現在も自民党三役の政調会長という重責を務める小野寺五典氏(自民党。当選9回。宮城5区)とのものもあるのだ。









