相撲を国際的な存在に押し上げるという自身の夢を実現させるため、日本相撲協会を飛び出し新会社を立ち上げた元横綱の白鵬氏。しかしその「会長人事」が思わぬ波紋を呼んでいます。ジャーナリストの山岡俊介氏が主宰するメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』では今回、新会社会長の「素性」を詳しく紹介。さらに「事情通氏」への取材を通じて得た、会長と反社会的勢力との関係を明らかにしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:<芸能ミニ情報>第139回「白鵬が立ち上げた新会社代表取締役会長の素性(森元首相のスポンサーも)」
<芸能ミニ情報>第139回「白鵬が立ち上げた新会社代表取締役会長の素性(森元首相のスポンサーも)」
元横綱の白鵬翔氏(40)が、日本相撲協会を退職し、6月9日、「白鵬ダヤン相撲&スポーツ」(以下、ダヤン社略。東京都港区)という株式会社を設立
した。
資本金は1,000万円。
同社HPによれば、白鵬は現役時代から世界の子どもたちを対象に「白鵬杯」などを開催し、国際的な相撲普及に取り組んで来たが、より広い視点で相撲を見つめ直す中で、世界共通のルールを導入するなどし、「世界相撲グランドスラム」構想=アマチュア相撲のチャンピオンを決めるグローバルな大会を目指すとしている。
それにはたくさんの資金がいるわけで、ダヤン社設立の記者会見で、同社社長に就いた白鵬がわざわざ「豊田章男さんは友人」と実名を上げたが、トヨタ自動車側からの支援を期待してのことだろう。
豊田章男会長は白鵬が現役時代から支援。白鵬の断髪式でハサミを入れた関係。しかも豊田氏は同じ6月、アマチュア相撲統括団体の日本相撲連盟会長に就任。白鵬は新設の国際相撲連盟顧問に就き、両者が連携してこそ、白鵬の世界相撲グランドスラム構想は現実味を帯びると言ってもいいだろう。
ところが、ここに来て、一部で豊田氏(トヨタ自動車)が支援を断つ可能性を口にする関係者も。どういうことか?
最大の懸念は、白鵬同様、代表取締役の権限を持つダヤン社の会長に就いた「朝野勇次郎」氏(75)の素性だ。
森喜朗元首相と同じ石川県は小松市の出身。
本紙では、この朝野氏のことを2010年と2014年に報じている。
「東洋コンツェルン」という県下一のパチンコホール経営会社代表。
東京にも進出し、今回、ダヤン社が本部を構える同じ東京都港区赤坂2丁目に地下3階地上9階の自社ビルを持ち(現在は信託)、そこにはグループ会社の芸能プロダクション「イエローキャプ」(現在は経営譲渡)、映画・テレビ制作会社「スタッフ東京」(解散)が入居。
そして、このスタッフ東京では、森元首相の長男・祐喜氏(元県議。故人)を専務の肩書で4年近く面倒を見てあげていたこともあったという内容だ。









