しかし、依頼者はどうしても「離婚事由になる証拠を取りたい」と強く希望され、月に1~2回、依頼者が怪しいと考える日を選んで継続的に調査を続けました。
夏、秋、冬と季節は移り変わりましたが、しばらくは男性の気配は出ませんでした。
ところがある日の調査で、いつもと違う雰囲気が。奥さんが高級イタリアンの店に一人で入っていったのです。
調査員が張り込んで待つと、2時間ほどして同世代くらいの男性と出てきました。その後バーでの二人きりの時間、別れる際にキスをしている場面も撮影でき、これで“ほぼ確定”の状況に。ただ、法的な‘’不貞の証拠‘’としては不十分。
そこから依頼者と相談し、再度数ヶ月をかけて怪しい日を選び調査を続行。
そして夏が来たある日──以前の男性と駅で待ち合わせ、そのままラブホテルに入っていく様子を撮影、約4時間後には手をつないで出てくる決定的な写真が押さえられました。
これでようやく不貞行為の立証が完了!
依頼者が待ち望んだのは、数えれば365日以上!
一年越しの立証でした。
普通なら、3日ほど調査して何も出なければコスト面もあって諦める依頼者が多いです。
しかし今回の依頼者は財力があり、何より「諦めない」という執念が強かった。だからこそ、こうした長期の追跡が可能になり、結果を出せたのだと思います。
月に1回以下のごく稀な頻度でしか会わない浮気を掴むには、依頼者の執念と継続がものを言います。今回のケースはその象徴のような案件でした!
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