この2011年3月の東日本大震災の後、防災教育はさらに広まり、避難の失敗で犠牲になった教訓、避難によって生き延びた奇跡とともに語られてきた。
その後も10年前の熊本の地震のみならず、大地震や水害や台風など、私たちに教訓を示す災害は毎年、何度かやってくる。
そのたびに地域は学び、またメディアは必要な情報を提示し、事例を分析することで、社会の防災意識は高まってきている。
今回、イオンでは、避難誘導を施設に入居するテナントの従業員らが行い、全員が避難してことは賞賛してもよいはずだ。
しかし、戻った方が犠牲になった。テナントの店舗を運営する会社は売上を戻すような指示をしたことが戻る理由だったようで、その指示が不適切だったとお詫びしていた。
この指示を過ちだと責めることは簡単だが、そのように至った認識と認識の周辺を検証して、次来る災害の備えにしたい。
避難誘導の失敗によりほぼ全校児童と教員が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校では司法の場で、検証が行われ、その瑕疵を明らかにし、それはその後の避難に影響を与えている。
イオン本社で発災直後の対応が分からなかった彼らは幹部となり、大企業を運営する、そして商業施設では客の安全を確保するなどの認識の上で管理・対応をしてきたと思うが、ガス爆発の予見可能性も含めて、今後、検証することは多い。
まずは次来る震災のために冷静に分析しながら命を守るための視点でこの事故を見なければならない。
まだまだ余震は続くし、周辺の活断層への影響も懸念される。
海底にある活断層が地震を引き起こすとなると、津波の心配もある。酷暑の被災に心痛めながら、命を守ることを社会で考えるために被災地の情報にはまだまだ注目する必要がある。
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