単なる営業スタッフから「一生の相談相手」へ。お客様の本音を引き出す「ヒアリング術」

 

独立してしばらく経った時のこと。

ある人から「どうしてコンサルタントになったのですか?」と質問されたことがあった。

そのとき、ちょうど壁にぶつかっていた。

この質問によって「そうか、大切なことを忘れていたな」と思い出した。

気づかせてくれたことに対して、感謝の気持ちでいっぱいになった。

二つ目は「確固たる信頼を得られる」ということ。

世の中の多くの営業スタッフは

「予算はいくらですか?」

「リビング、キッチンの広さは?」

と表面的な条件ばかり聞く。

そんな中、あなただけが個人のストーリーや感情に耳を傾ける。

「自分の人生に真剣に向き合ってくれている」という確固たる信頼につながる。

三つ目は「欲求の再燃」だ。

多くのお客様は「何のために検討しているのか」を見失いがちになる。

・実際に検討してみたら思っていたのと違う

・条件の比較に疲れた

・予算が厳しい

・なんか面倒くさくなってきた

などなど。

検討していること自体に疲れて、モチベーションが下がってしまう。

そこで原点の感情を思い出させる。

「あのとき感じた感情」を再認識したお客様は、一気に気持ちが盛り上がるものだ。

営業の役割は、お客様自身も気づいていない「本当のニーズ」を掘り起こすこと。

そして一緒に、理想の未来をつくり上げていくことである。

まず、過去のお客様のことを思い出し「どんなきっかけで検討を始めたか」についていくつか書き出してみる。実際に聞いてみるのもいいだろう。

そして、お客様に「たとえば~ということはありましたか?」と投げかけてみる。

その一言が呼び水となり、「お客様の購買へのモチベーション」を上げることになる。

これができるようになれば、お客様にとってあなたは「ただの営業スタッフ」ではない。

特別な存在へと変わる。こうなれば、結果は自ずとついてくるものだ。

【本日のポイント】

・「検討のきっかけ」は具体事例を提示して記憶を引き出す

・原点の感情を思い出させることで、特別な存在となる

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群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。 自分に合う営業方法が見つからず7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。 お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。 2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。 現在、上場企業への定期研修、講演、コンサルティング業務、経営者や営業マン向けのセミナーを行っている。 個人の営業マン向けとして【営業通信講座】や個人コンサルティングも実施。 2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を教えている。 また(社)営業人材教育協会の理事として営業を教えられる講師の育成も取り組む。 2019年までに56冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。

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