自撮り棒、世界各地で使用禁止の動き

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スマートフォンを棒の先に取り付け、自分撮りや集合写真を撮影するのに便利な自撮り棒(セルカ棒)。2014年の最高の発明品ベスト25に選出された人気のアイテムが、世界各地の観光地で使えなくなるかもしれません。

 

自撮り棒禁止の流れ、観光客の間で物議

『ビジネス発想源 Special』第233号より一部抜粋

フランスのベルサイユ宮殿をはじめ、世界各国の美術館や博物館で自撮り棒の使用を禁止する動き

いまや観光地では定番のセルカ棒こと自撮り棒。先月にイタリアに行った時にも、サンマルコ広場など有名スポットには必ずセルカ棒の怪しい売人がウロウロしていて、万国共通のツールなんだなあと思いました。

しかし、イギリスのナショナルギャラリー、フランスのベルサイユ宮殿やポンピドゥーセンター、アメリカのスミソニアン博物館などが次々にセルカ棒の禁止令を出していて、観光客の間で物議を醸し出しています。

今は「記念に自分を撮るだけなのにー」と反発も多いでしょうが、美術館や博物館の場合は展示物に触れて破損しないように手の長さ以上の仕切りがあるのにセルカ棒だと軽くその処置を突破してしまう危険性があるので、一気に反発も沈静化していくことでしょう。まあ海外は、日本より撮影自体の規制がゆるいですし。

それにしても、セルカ棒の普及の速さは凄まじいです。いまやお城なんかに行くと高齢者でも自撮りしてますから。こういう急速に普及したものは、まずどこかの施設や観光地が、使用倫理を明確にすることで前例を作っていくことが大事なことです。ディズニーランドはセルカ棒は一脚として見られて使用禁止らしいです。

 

『ビジネス発想源 Special』第233号より一部抜粋

 

著者/弘中 勝
読者数10万人のメールマガジン『ビジネス発想源』の著者。全国の企業にマーケティングを指導している。研修・講演等実績・著書多数。まぐまぐ大賞2014・有料部門ビジネスジャンル第一位のメルマガ、ぜひ一度サンプルをお読みください。
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