枕は日々人間の重い頭を支え、大量の汗にさらされています。そう考えれば意外に劣化が早いのも頷けますが、人は鈍感で枕の寿命に気づかないのかもしれません。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、毎晩お世話になっている枕の買い換え時について、メーカー側の見解と生活者の実感とを踏まえつつ多面的に検証しています。
枕の買い換え
さて、本日はあまり替えないもののお話。
毎日夜になるとお世話になるもの、それは
- 枕
です。子供の頃弟とよく取り合いをした枕がありました。私がたいてい勝って使っていたんですが、弟はその後ずっと良い専用の枕を買ってもらっていました。これだから何でも独占しようとするヤツはダメなのよね( ̄∇ ̄)
さて、この枕にもこれにも耐用年数(?)というか寿命(?)があるんです。枕の中身によるんですが、どれも中身が
- 潰れたり、ヘタったり、変色したりし始めたとき
ということ、つまり中身が枕としての用途に適さなくなったときにはもう寿命だそうです。
そうは言っても、漠然としていて分かりにくいですよね。ま、だいたいの目安として
- そば殻・低反発ウレタン:6ヶ月から3年
- ビーズ・パルプなど:3年から5年
- フェザー・羽根:1年から3年
くらいのようです。あの、これって結構ビックリなほど
- 短い……!!
と思いませんか。
ちなみに、別のデータでは、5年以上同じ枕を使用している人(…つまり中身がなんであっても既に耐用年数を過ぎてしまっているわけです)が、
- 30パーセント以上!!
いるそうです。うむむむ。解る。私ももう4年くらい使っていますが、それほど長いという認識がありませんから。
モノの耐用年数って、多くの場合
- メーカー側は短め
- ユーザー側は長め
に考える傾向があるように思います。
ユーザー側は、くったくたのボロボロ、ごわごわのビロビロみたいな、
- どう見ても壊れているレベル( ̄~ ̄;)
にならないと耐用年数を過ぎたと認識しないようなんですよね。これに対して、メーカー側はリピートしてほしい目論みもあってやや短めに考えているように思います。
モノの耐用年数は、「モノとして用を為さなくなったら」なんでしょうがそれはおそらく
- ユーザーの感覚よりずっと短い
んでしょう。以前メルマガで書いたタオルしかり。メーカーの言う期間を厳密に守る必要もないのかもしれませんが、
- メーカーの設定する期間+α
くらいで買い換えた方がいいのでしょう。
昨晩使った枕、いつから使っていますか?実はそろそろ買い換えどきかもしれませんよ。
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