時間は誰にとっても公平に与えられた資産ですが、1日24時間という有限なものでもあります。そんな限られた時間の中で、明確なゴールのない家事を上手に段取りしていくには何が必要なのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、時間をやりくりするための「やらないことを決める」ことの重要性を説いています。
やらないことできないこと
さて、本日は選ぶお話。
暑くなってきましたね!なーんていうレベルじゃないですよねえ。それなのに、来る日も来る日も家事は減らない(T∇T)
この、家事が減らないフシギを常々考えてみているんです。これはおそらく日本では家事のレベルアップを目指すあまり
- 新しくやること
ばかりを考えるからではないかと思っています。家事は明確なゴールがなく、無限に増えていきかねません。いや、私もオットによく言われているんですよ。
- 新しいことを始めたいなら、なにか止めなきゃムリだよ(´0`;)
って。
当たり前ですが、時間は有限なんです。それなのに、新しく始めることを増やしていったら、時間はとーぜん足りなくなりますよね。この、当たり前の計算がなぜだか家事だとできなくなるんですよ。
家事は、明確なゴールもなく、時間や成果で計測しにくいですから、家事では
- できないことやらないことを決める
ことがずーーーっと重要です。時間が有限であることの帰結として、なにかをやり始めるなら今既にやっていることを止めなきゃできるわけありませんから。
そして、できないことやらないことは、そのご家庭によって違うでしょう。家事の中でなにを大切と考えるのかは、それぞれ違うはずだからです。
ちなみに、我が家では
- オットのシャツの洗濯
はやらないことに決めています。理由は
- 洗濯担当の義母が難しい素材モノの洗濯が苦手
洗濯タグ見ないんですよ…ヒソヒソ - 私がアイロン掛けが苦手
- タタミ仕上げにして出張に持っていきたい
からです( ̄∇ ̄)…つまり、要は「苦手だから」ですよ。
もちろん全部のシャツをクリーニングに出しているわけではありません。シワになりにくい(つまりアイロンを掛ける必要がない)素材ならフツーに私が洗濯しています。
ソコは選択…あ、別にシャレじゃなくて( ̄∇ ̄)…しているんです。
これで確実に数時間は空いているわけで、ここを他の家事に振り分けるんですね。逆に数時間しか空いていないので、難しい家事のための時間としては、足りないかもしれませんね。それでも、新しいことが入り込める余地は、この数時間分しかないんです。それ以上はとーぜん諦めます。
まるっと止められない場合には、
- 頻度を落とす
ことを考えてみてくださいね。つまり
- 毎日やっているものは、週イチに
- 週イチやっているものは、隔週に
- 隔週やっているものは、月イチに
するということです。これもやらないこと出来ないことを決めるのと同じですから。
我が家では、タタミスペースの掃除の頻度を落としました。引っ越して来た当時は、他の場所と同じ頻度でやっていたのですがタタミスペースは、日常的に使う場所ではなくあまり汚れない上に置いてあるものも少なく散らかりにくいんです。なので、ここは10日に一度くらいに減らしました。
このくらいでもちゃんと時間が空きますから。
逆に始めた家事は、
- テキトースイーツ作り
ですね。ちょっとスイーツが食べたいと思っても、お店までとても遠いところに住んでいるので、簡単に買いに行けないんですよね。また、市販のスイーツをとても甘く感じるようになってしまったのも手作りするようになった理由です。現在は、甘さ控えめのスイーツをテキトーに作っています。
積み上げやすい性質がある家事。きっと積み上げすぎ詰め込みすぎになっているはずですよ。やらないことできないことがないか一度見直してみてくださいね。
image by: Shutterstock.com