金曜夜は晴れやかな気分になり、週末がおわる日曜夕方になるとだんだん陰鬱な気持ちになる…心当たりありませんか? 今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、そんな1週間を過ごしがちな人に向けて、よりよく生きるヒントを解説されています。
週末のため平日に耐える、それは平日生きていないということ
会社員時代の僕は、恥ずかしい話ですが「週末のため」に平日を生きてました。
金曜日の夜から急に世界がキラキラして見えて、土曜日は最高にハッピー!でも、日曜日の夕方頃からは気分がぐっと落ちていく…。そんな日々を20年近く過ごしてました。
でも、心からの幸せの元となる「ありのままの自分を感じる瞬間」って何も週末だけとか祝日だけとかそういうんじゃないんです。結婚式の時にだけ着るとっておきのドレスみたいなものじゃあないんですよね。
例えば、趣味に没頭している時、愛する人と触れ合っている時、そういう限定された瞬間だけのものじゃあないんです。
本当は、いついかなる時でも、つまり仕事や家事、介護をしている時でも「ありのままの自分を感じる瞬間」を持つことができるんです。
そもそも、一週間のうち5日間、8時間働いたなら、毎日の睡眠時間を8時間とすると、一週間の半分の時間を「仕事」に使っているんです。もし、その半分の時間が「ありのままの自分じゃない自分」として生きていたなら…それは自分の人生の半分を生きれていないってことです。
そういう生き方をしていれば、それは仕事が終わればぐったりするし、なんか虚しくなって当然なんです。
世の中には色々な仕事があります。僕自身は、誰しも世の中に貢献するための独自の才能や能力、提供できる価値を持っていると思ってます。
ただ、残念なことにそれに気づいていない人は多いようにも思っています。
実際、日々の仕事が嫌になったり、「もっと違う仕事の方が自分に合っているのでは?」そういうことを考えたことは僕自身、何度もありました。
いわゆる「天職とは何か?」を真剣に考えていたこともありました。で、僕が思うに、この「天職さがし」に意識が向いた時こそが、本当の仕事のスタートじゃないかなって思うんです。
これは何も、色々な職に就きましょうということを言っているわけじゃないですよ。あなたが、今、何の仕事をしていたとしても、その仕事をしている中で、なぜか得意な分野は何か? なぜか楽しくできることは何か? なぜか感謝されることは何か? なぜか結果が出せるのは何か? こういったことを考えていくのが「本当の自分を発掘すること」になるし、それがひいては「天職」に繋がると思うんです。
とはいえ、自分にはそんな得意分野も楽しくできることも感謝されることも結果が出せることもないです…と信じているなら、一度、身近な人に確認してみるといいと思います。
ありのままの自分から離れた時間が長ければ長いほど、どんどん自分を見失っていくので、なかなか自分一人で自分を見つめ直すということってできなかったりします。そんな人は、ぜひ第三者の視点を借りて自分を知る努力をしてみましょう。
実は、あなたの天職は、今の仕事場だったりするかもしれませんよ。
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