ジャニーズ事務所の“コロナ新方針”に賛否両論。「感染者が出ても公演実施」を決断でエンタメ業界に影響必至

2022.08.01
by たいらひとし
shutterstock_1970451173
 

新型コロナウイルス第7派が猛威をふるい、芸能界にも感染が広がっている。そんな中、ジャニーズ事務所が気になる方針を発表。ジャニーズグループ主催公演でメンバーに感染者が出ても公演を実施すると公式サイトで明らかにした。通常のライブや公演ではメンバーに感染者が一人でも出たら中止するのが通例だが、ジャニーズの打ち出した新方針がエンタメ業界にどんな影響を与えるのか注目が集まっている。

感染者続出のジャニーズが新方針で賛否両論

29日ジャニーズ事務所の公式サイトでは「ジャニーズグループ主催公演に関するお知らせ」と題するメッセージを掲載。「今後の主催コンサートでは、グループ内に感染者が出ましても公演を実施する場合がございます」と発表した。

ジャニーズ事務所の公式サイトでは連日、感染者の名前が発表されている。それだけではなく、療養が終われば現場復帰する日程もきちんと報告している。

とはいえ、ジャニーズアイドルたちのコロナ感染が止まらない。直近の報告だけを見てみても、7月31日にはHey! Say! JUMPの髙木雄也、ジャニーズJr.の髙橋優斗(HiHi Jets)と佐藤新(IMPACTors)、27日にはSnow Manの渡辺翔太と目黒蓮が感染。

一方、29日にはNEWSの加藤シゲアキ、Sexy Zoneの中島健人、Kis-My-Ft2の北山宏光が活動再開を報告するなど、「感染」と「活動再開」の報告が連日飛び交う、異常な事態となっている。

ジャニーズ主催のコンサートはこれまで30公演以上が中止になってきた。そのたびに延期となり、改めて延期公演を行うための会場の確保が難しくなってきているという。

メッセージでは購入した時点と条件が違うため、メンバーが感染した場合は、希望者には払い戻しに応じるとしている。

「不安定な情勢により、皆様にもご負担をおかけする場面が多く、誠に恐れ入りますが、できる限り予定通り公演を開催することができるよう努めてまいります」と、基本的にグループメンバーに感染者が出ても公演は予定通り行うつもりだという。

ただ、今回の決定には賛否両論の意見が出ている。「感染者を出演させないのであれば良い」と肯定的に捉えるファンがいる一方、「気持ちはわかるが、本当にそれで良いのか?」「そこは我慢すべきでは」「クラスターより金ってこと?」などの声もある。

ジャニーズ事務所としても苦渋の決断。今後どのような形で進められていくのだろうか。エンタメ業界に与える影響が大きいだけに、注目が集まっている。

【関連】キンプリ永瀬廉、“肉食系女優”との共演でどうなる?今後の俳優人生を左右する試練

感染者ゼロのジャニーズWEST

NEWS、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Snow Manなど、次々と人気グループのメンバーが入れ替わり立ち替わり感染する中で、メンバーが誰も感染していない唯一のグループがある。

ジャニーズWESTだ。

2020年の年末にマネージャーが感染して陽性だったときも、メンバーは全員陰性だったという。他のジャニーズグループと同じように活動していても、これだけ違いが出てくる。

もちろん感染してしまったタレントたちもきちんと対策をしていたはずだが、もしかしたらジャニーズWESTに感染防止の何かヒントがあるのかもしれない。

ジャニーズ事務所と吉本興業はコロナウイルスに感染したタレントを公表している。一方、既に所属タレントがコロナウイルスに感染しても、公式サイトに掲載しない大手芸能事務所もある。

【関連】新垣結衣&星野源の結婚式は来年が濃厚!?ガッキーの実父が明かした2人の秘話、娘婿とは「まだ話していない」衝撃の事実も

第7派が落ち着いたとしても、いずれまた第8波がくるのは必然。エンタメ業界はコロナの対応についても、これまでとは違う判断を下す必要がある局面にきたといえそうだ。

print
いま読まれてます

  • ジャニーズ事務所の“コロナ新方針”に賛否両論。「感染者が出ても公演実施」を決断でエンタメ業界に影響必至
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け