白昼の東京で発生した、4.2億円もの大金が奪われるという異例の強盗事件。その裏側には、あまりにも深すぎる“闇”が広がっているようです。ジャーナリストの山岡俊介氏が主宰するメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』では今回、密輸金塊取引を巡る資金の流れや犯行グループの関係性を詳細に解説。さらに現職警官の関与情報等を紹介しつつ、不可解な事件の「本質」に迫っています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:現職警官まで仲間か──上野路上4.2億円強盗事件の闇
【関連】大手マスコミが報じぬ東京・上野「4.2億円強盗」の闇。関係者が明かす密輸金塊、犯罪組織、内通者を結ぶ“点と線”
現職警官まで仲間か──上野路上4.2億円強盗事件の闇
『週刊文春』(2月12日号)に、本紙でも追及している4.2億円強盗事件のことが2頁で載っている。
同記事は、羽田空港での催涙スプレー噴射による傷害事件(車内に1億9,000万円の現金)→その被害者が香港で内5,100万円を強盗された件も含め、その巨額のカネは密輸金塊の売買絡みのものだとのコメントを入管関係者に語らせており、本紙が真っ先に指摘した内容と一致している。
また、この間、大手マスコミ報道では、いかにも上野の4.2億円と、羽田空港・香港の1億9,000万円の内の5,100万円の強盗事件実行犯は同じと匂わせていたが、この文春記事は「別のグループと見られる」と捜査関係者のコメントを載せている。
本紙は、共通の犯人との情報は得ていないと報じており、これも結果的に文春報道と一致する。
ただし、文春は「状況や手口などから指示役が同じ可能性はある」と捜査関係者にコメントさせているが、本紙は追加取材の結果、これに符合する具体的な証言を得たので以下に報じる。
その証言のなかには、別件ながら、今回の4.2億円強盗事件に関わると見られる者が、現職の警官(当時)、さらに指定暴力団組員と一緒に逮捕されていたとの驚くべき情報も。
その逮捕があったのは、昨年7月のことだ。
債権回収を巡ってのことで、この件は結局、不起訴になっているのだが、関係者はこう証言する。
「逮捕者のなかにSがいますが、この者は事件屋、詐欺師です。ところが、この者も今回4.2億円の被害にあった『F』社に出入りしていました。この事件で現職の警官(当時)のMも逮捕されていますが、このMは、Hと仲が良く、Hからの頼みで犯行に加わったのです。運よく、Hは逮捕されませんでしたが」。
別件とはいえ、現職の警官まで関わるとは驚きだが、違法スカウトグループ「ナチュラル」メンバーを知る者は、この捜査でも現職警官が逮捕されたが、「ゆとり世代」の警官を抱き込むのは簡単で、「内通者」は他にも複数いると断言する。
話を本論に戻す。本紙では2回目の記事で、4.2億円強盗事件の翌日、F社の借りたマンションに住み込みしていた者が行方不明になり、関係者は彼が「内通者」と見ていると報じていた。
実はこの者は、昨年7月の事件にも噛んでいた前出・H氏と同一人物という。しかも、この昨年7月逮捕の事件も密輸金塊を巡るトラブルに端を発したもので、今回の4.2億強盗事件に絡むS氏は逮捕されていたのだ。
本紙が得ている情報を総合すると、今回の4.2億円強盗事件の実行犯の裏には、このH氏、S氏が関与しているどころか、この2人が首謀者の模様で、警察もそのことは把握しているはず、とも漏らす。
なお、このS氏の方、調べてみると逮捕歴多数。
高齢者からキャッシュカードを騙し取るオレオレ詐欺、同じく高齢者から土地取引の名目で金を騙し取る詐欺でも逮捕されている。
そして一方のH氏は4.2億円事件の現場近くの東京・御徒町で、金取引の店を自分でやっていた時期もあるという。








