【書評】ボクシングの「命がけの現場」で生まれたダイエットの説得力

2016.06.02
by NozomiK
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世の中にはさまざまなノウハウがあふれています。しかし、どれが「本物」なのか、取捨選択するのは難しいというのもまた事実。無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんは、話題となったダイエット本を紹介しつつ、「弘中さん流ノウハウ選択法」を提示しています。

過酷な環境を見る

最近読んだ本の内容からの話。

かつて日本フライ級チャンピオンに輝いた元プロボクサーのピューマ渡久地氏は、引退後の2001年に「ピューマ渡久地ボクシングジム」を設立。初代会長のピューマ渡久地氏が体調不良で療養に入ると、20歳の頃からサポートしてきた妻の渡久地聡美氏が、2009年から会長職を引き継ぎ、選手を育てている。

ピューマ渡久地氏が現役時代、同期のライバルの友人である元WBA世界スーパーフライ級王者・鬼塚勝也氏が現役引退後にトレーナーについてくれたことがあった。

福岡県北九州市にある鬼塚勝也氏の実家に泊り込んでの合宿を行うことになったが、渡久地聡美氏が食事の管理をしたときに、鬼塚氏の母とよく作ったのが、餃子だった。

最初は餃子は北九州市のご当地グルメの一つなんだろう、ぐらいに思っていた渡久地聡美氏は、その後、餃子の凄まじい効力を見せ付けられることになる。鬼塚家での夕食は、鬼塚勝也氏とその両親、またピューマ渡久地氏と聡美氏と長女の計6人で食卓を囲んでいたが、鬼塚氏の母と作った餃子120個を男3人であっという間にペロリと食べてしまった。

餃子が連日続いても、飽きずに120個をペロリ。合宿の練習がいくらハードとはいえ、こんなに食べられるものなのかと、ふだん夫の食事を作っていた聡美氏には新発見だった。

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