【書評】ボクシングの「命がけの現場」で生まれたダイエットの説得力

2016.06.02
by NozomiK
 

出典は、最近読んだこの本です。ピューマ渡久地ボクシングジムの渡久地聡美会長の著作。厳しい勝負の世界の中で実証された納得の内容です。

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餃子ダイエット』(渡久地聡美 著/幻冬舎)

高度な技術やノウハウは、「過酷な環境から生まれやすいです。例えば、高圧に耐えうる技術を知りたければ、宇宙を飛ぶロケットの部品を造っているメーカーや深海を進む潜水艦を造っているメーカーに話を聞くとすごく早いでしょう。高度な非常食のノウハウを知りたければ、軍隊のミリメシ(軍隊食)が参考になるでしょうし、高度な保温技術や軽量技術を知りたければ、南極観測隊や登山チームの経験が役立つはずです。そして、肉体改造や栄養管理といえば、第一線のプロスポーツ選手の環境を見るといいでしょう。

危険と隣り合わせにいるような「過酷な環境」は、ちょっとのミスが命取りになりますから、ものすごい技術やノウハウが結集し、また新たな技術やノウハウが蓄積されていきます。

いろいろな評論家やコンサルタントの類から、いろいろなノウハウが世に出ます。それらは玉石混交で、どれがよくてどれがよくないかというのは、あまりに多すぎてなかなか判断できない。そこで、「過酷な環境では、どうやってるのかな?」という視点を持つのも、一つの判断方法です。極限状態の環境ではそのようにしているかを知れば、その方法の一端が非常に役立つことになるでしょう。

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)————-

  • 現在、知りたいノウハウや身につけたい能力・技術にはどのようなものがあるか。ノートに列挙する。
  • それらを「過酷な環境」で命がけで取り組んでいるという職業や場所にはどのようなものがあるか。ノートに書く。
  • それらの人に話を聞く機会を作る。

image by: Shutterstock

 

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