深い意味を持つ「いただきます」の習慣、歴史は浅く昭和に定着か

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多くの日本人が食事の際に「いただきます」と口にしますが、この言葉の意味、他人や子供にきちんと説明できるでしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では執筆者のひとりで米シアトル在住の英日翻訳家・TOMOZOさんが、「いただきます」の意味や解釈について様々な側面から分析・解説しています。

「いただきます」の意味

「いただきます」って英語でなんていうの? と、聞かれることがある。

Google先生に聞いてみると「いただきます」=「Let’s eat」と出て来る(笑)。

いや確かに、「ごはんを食べる前に言う言葉」という意味では合ってるけど。しかしもちろん「Let’s eat(さあ食べよう!)」と「いただきます」は、それ以外のあらゆる意味で、イコールではない

アメリカ人が食事のたびに「Let’s eat」と言っているかというと決してそうではない

「Let’s eat!」をどんな場面で言うかというと、例えば人を招いた食事の席で、ご馳走がテーブルに揃ったとき。その家のホストが、テーブルに出すべきものが全部揃ったのに目を配って、「さあ食べましょう」と言う。

当然ながら、招かれた側が言うことではない。「Let’s eat!」には「さあどうぞ遠慮なく食べてね」というほどの意味がこめられている。

「いただきます」とは立ち位置が正反対の言葉なのだ。

英語にはこれ(いただきます)に相当する表現はないので、“Let’s eat!”「さぁ、食べよう!」と言いましょう。

……なんて書いてあるサイトがあったけど、たとえば食事に招かれた留学生がそこの家の人を差し置いて、無理に「Let’s eat!」なんて言ったら、どうにもたまらないほど微笑ましくなっちゃいますよ。

「いただきます」を言わないと落ち着かないなら、日本語で堂々と言えばいいのだ。そこで「何を言ってるんだ?」と不思議がられたら、「日本では食事の前にこう言うのだ」と説明してあげればいい。

でも「それってどういう意味?」と聞かれて、答えられる人はどのくらいいるだろうか。

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