年末年始に向けさまざまなイベントを企画するお店も多いかと思いますが、「販促効果」での売り上げに舞い上がっていると、いつしか販促依存に陥り、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんが、「販促依存症」がもたらす弊害について詳しく解説しています。
販促依存にご用心
売上を伸ばすため、シェアを拡大する手段の1つに販売促進があります。文字通り、商品の販売を促進し、売上やシェアを伸ばすことが目的なので、当然商品が多く売れるような企画や、より多くのお客さんを獲得するための企画を立て、実施するのが役割です。実際に多くの企業、店舗が計画的に実施されています。説明するまでもありませんね。
ところが、計画的ではなく、場当たり的に販売促進を実施するところも意外とあるもので、そうした会社やお店では試みた販促が一度当たれば、「こうすれば上手く行くんだ」と、どんどんと販促頼みになっていきます。
するとどうなるか?
売上が伸びる反面、お店・会社としての成長は途上のままになるパターンがあります。単純に売上が伸び「これでいける」となって、本来見直していかなければならないことがうやむやなままになっていくからです。うやむやなままでいくと、少々のことは目をつぶったり、人も育たなくなったりなど、粗がでてきます。
でも、売上は立つんです。
これが一番怖いことです。