刑務所から脱走の受刑者、広島市内で逮捕「泳いで本州に渡った」

2018.04.30
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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刑務所から脱走の受刑者、広島市内で逮捕。「潜伏していた島から海を泳いで本州に渡った」

愛媛県今治市の新来島どっく内にある松山刑務所大井造船作業場から4月8日、受刑者の平尾龍磨容疑者(27)が逃走していた事件で、警察は30日昼前、同容疑者を広島市南区の路上で逮捕したと発表した。

平尾容疑者は、広島市南区のインターネットカフェを訪れた際、店員が「よく似た男が店に来た」と警察に通報。平尾容疑者は同カフェを利用しなかったという。近くの荒神小学校付近の路上で捜査関係者が同容疑者を追いかけると、捜査員に気づいた平尾容疑者は荒神小学校の壁をよじ登って逃走しようとしたという。その後、駆けつけた複数の捜査員に取り押さえられ、名前を確認したところ本人と認めたため、指紋などが一致したのを確認した上で、逃走の疑いで逮捕した。

捜査関係によると、調べに対して「潜伏していた向島では空き家などに潜伏し、そこにあった食料などを食べていた。24日頃、海を泳いで本州へ渡り、その後は電車に乗って広島市内へ来た。逃げるのがしんどかった」などと供述しているという。また、脱走した理由については「刑務所内での人間関係が嫌になった」とも話しているという。

警察は、身柄を愛媛県側に移すとともに、逃走の経路などについて詳しく調べる方針。(随時更新)

image by: Google MAPS ストリートビュー(荒神小学校付近)

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