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FIREを目指すなら海外移住よりも日本の田舎。タイから帰国して北海道で暮らす50歳男が実感した“ご近所付き合い”のメリット=栗原将

田舎暮らしに憧れていても、独自ルールなどがあって、新参者は村八分にされるという報道などに影響され、実際に移住する人は少ないと思います。海外移住から帰国した50歳男の北海道暮らしでは、むしろ近所付き合いが快適なようです。(『海外移住から帰国した50歳男子の北海道くらし日記』栗原将)

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海外移住時にはなかったご近所付き合い

北海道に移り住んでからもうすぐ1年になるのですが、思い起こしてみると、その前はタイとフィリピン(マカオにも部屋を借りていた時期がありましたが)で、合計9年ほど暮らしていたのですが、いわゆるご近所付き合い、というのは皆無でした。

外国人というのもありましたし、コンドミニアム暮らしで、ジムやサウナで一緒になる人と挨拶を交わすことはあっても、日本で言うところの、いわゆるご近所付き合いは無かったです。

報道のような地域ルールに悩まされない

一方、現在ですが、ご近所付き合いはかなりあります。

野菜をもらったり、農作業を見させてもらったり、宴会でご一緒したり、という感じですが、そんなに濃密、というほどでもなく、プライバシーは十分にあるのですが、海外時代と比べると、はるかに濃いものがあります。

しかしながら、時折、ネット記事で取り上げられているような、地域の謎ルールみたいなものはないので(町として、ごみの分別にはかなり厳しいですが)、特に戸惑うことなく生活ができています。

Next: 近所付き合いをしたほうが田舎生活の快適さは変わる



自由人でも不快に感じない田舎の近所付き合い

私自身、正直なところ、タイやフィリピンに居た時には、周りから干渉されない自由な雰囲気を心地よく感じていたものですが、昨年から北海道に来て思ったのは、いわゆる地方、田舎暮らしも全然悪くない、という事です。

そして、その良さとして感じている大きな部分が地元の町民との交流、いわゆる近所付き合いで、これはとても有難いことだと思っています。

仮に、全く、ご近所付き合いがない生活だったならば、大自然に囲まれて景色は良いけど、寂しすぎる思いになっていたのではないかと思いますが、全くそんな事はありません。

一方、自分は交流とかそういうものは求めていない、という人でも、外国よりは日本語で何とかなる世界とは思いますが、日本で特に地方、田舎の場合には、人との交流次第で生活の難易度とか快適さが大きく違ってくるので、よほど、自分で何でもできる、と自信がある場合を除き、地域に溶け込む方がハッピーかなと思っている今日この頃です。

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image by:paulaphoto / Shutterstock.com

海外移住から帰国した50歳男子の北海道くらし日記』(2022年4月18日号)より
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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9年間のタイ、フィリピンでの海外移住生活から帰国し、北海道暮らしをはじめた50歳男子が、久々の日本生活から感じることや、海外生活のメリット・デメリット、そして、地方暮らしの実際について独自目線で語っていきます。

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