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たった36銘柄の11月権利の優待銘柄で光る、QUOカード銘柄ベスト5【優待ランキング】

朝夕の冷え込みも厳しくなり、今年も残り2か月を切りました。そんな11月は、10月に続いて優待の数が36銘柄にまで少なくなるタイミングです。このような希少な優待のなかから「ぜひ取得するべき11月権利ベスト5」のQUOカード優待銘柄ランキングをご紹介します。

プロフィール:トコタン
投資歴20年。長年の経験から、優待とキャピタルゲイン(値上がり益)を得ながら資産を形成した優待投資家。運用ブログ『とことこトコタンの株主優待ブログ

36銘柄から厳選、魅力的で個性あるQUOカード優待5銘柄とは?

1位はマンション用地を企画提案から行うファーストコーポレーション

QUOカードは使えるお店が沢山あって、コンビニやガソリンスタンド、マツモトキヨシなどは有名な話ですが…なんと、ディズニーオフィシャルホテルである「東京ベイ舞浜ホテル」でも使えるんです。

そこで今回は、たった36銘柄しかない11月優待銘柄のなかから、便利で魅力的なQUOカードがもらえる銘柄をおすすめ順に5銘柄ピックアップしました!

私が銘柄を選ぶ基準のひとつとして、純粋にいただける株主優待に「お得感があるか」「魅力的であるか」であり、必ずしも企業業績を考慮している訳ではありません。投資をされる際の判断は自己責任にてお願いいたします。

《1位》ファーストコーポレーション<1430>

ファーストコーポレーションは、他社に先駆けてマンション用地を仕入れ、企画、設計を行い事業主様に提案。特命で工事を受注して施工し、引渡す、「造注方式」という事業モデルを展開しています。

こちらの株主優待は11月末権利の年1回、QUOカードがいただけます。1株価1,000円未満の低位株で1単元(100株)の場合は500円分というケースが多いなか、1,000円分というのは魅力的ですね。

《優待銘柄情報》
ファーストコーポレーション<1430>
最低単元購入価格:7万1,500円(※11月13日終値)権利付き最終日:11月末
《優待内容》
★QUOカード
100株以上 1,000円分
10,000株以上 2,000円分

こちらの優待品は社名の入ったシンプルなデザインで、1月末頃に届きます。QUOカード1,000円分といえば、コンビニでランチを買ってもまだ余るくらいの嬉しい額面ですね。

ただ、100株の次に優待がいただける株数が10,000株に設定されており、株数の割に2,000円分と少なめなのはビックリしました。こちらは100株を持っておきたいですね。

Next: 2位は各種フィルター、コンベヤーの製造が国内首位、日本フイルコン



《2位》日本フイルコン<5942>

日本フイルコンは国内首位の抄紙網など各種フィルター、コンベヤーを製造。精密加工技術応用し、フォトマスクも手掛けています。

こちらの株主優待は保有期間によって異なりますが、2019年11月末権利では保有期間が1年未満でも100株保有していればQUOカード(もしくはワイン)がいただけます。

ただし、2020年度の権利は変更予定となっているので注意が必要です。2020年11月権利では1年以上の継続保有で、保有株数に応じてQUOカードやワインがいただけます。

優待目的だけの目線で言えば、今回の権利までに買っておきたい銘柄ですね。

《優待銘柄情報》
日本フイルコン<5942>
最低単元購入価格:5万5,400円(※11月13日終値)権利付き最終日:11月末
《優待内容》
★①QUOカード ②ワイン

<2019年11月末日>
100株以上
保有期間 1年未満:①500円相当 1年以上:②1本
1,000株以上
保有期間 1年未満:①1,000円相当 1年以上:②1本(限定品)

<2020年11月末日以降>
1年以上継続保有
100株以上 ①500円相当
200株以上 ②1本
1,000株以上 ②1本(限定品)

※同じ株主番号で、5月31日現在および11月30日現在の株主名簿に100株以上の保有が3回以上連続で記載または記録されること
※また、保有期間が1年以上であっても途中で保有株式数が100株未満でとなった場合は、株主優待を受けることはできない

最近は長期保有が必須のい優待が増えてきましたが、買いやすい金額ですし、気長に待ってみるのもいいかもしれませんね。

ちなみに、ワインが欲しいという方は200株保有しておかないと、来年ワインが届かなくなってしまうのでご注意ください。

Next: 3位は不動産の自己勘定投資と私募ファンド運用を行う、ファーストブラザーズ



《3位》ファーストブラザーズ<3454>

ファーストブラザーズは、首都圏の商業施設、オフィスビルを中心とした不動産の自己勘定投資と私募ファンド運用を柱としている会社です。

こちらの株主優待は100株保有ではQUOカード1,000円分ですが、1年以上の継続保有では2倍の2,000円分がいただけます。

《優待銘柄情報》
ファーストブラザーズ<3454>
最低単元購入価格:12万9,500円(※11月13日終値)権利付き最終日:11月末
《優待内容》
★自社オリジナルQUOカード
100株以上 1,000円分
1年以上継続保有
100株以上 2,000円分
200株以上 4,000円分
※毎年5月末日及び11月末日の自社株主名簿に、同一株主番号で基準日時点において連続3回以上記録された株主様といたします

こちらの株主優待のQUOカードは自社オリジナル。紺色のバックに社名が入っただけのシンプルなものです。

やはり、一番のポイントは1年以上の継続保有で通常の2倍となることですね。長期保有しようという意欲が高まります。

Next: 4位は業務用食品スーパー「アミカ」やネットショップを展開する食品卸、大光



《4位》大光<3160>

大光は中京地区地盤の食品卸の会社で、業務用食品スーパー「アミカ」やネットショップも展開しています。

こちらの株主優待は年2回、保有株数に応じてQUOカードが届きます。このオリジナルQUOカードを「アミカ」店舗へ持参すると、QUOカード額面の倍額分のアミカ商品券と交換できます。

アミカでお買い物をされる方には嬉しい優待ですし、店舗を使用しない方は通常のQUOカードとして使えます。

《優待銘柄情報》
大光<3160>
最低単元購入価格:7万2,300円(※11月13日終値)権利付き最終日:5月末、11月末
《優待内容》
★①QUOカード 又は ②アミカ商品券
100株以上 ①500円分 又は ②1,000円分
500株以上 ①1,000円分 又は ②2,000円分
1,000株以上 ①2,000円分 又は ②4,000円分
2,000株以上 ①3,000円分 又は ②6,000円分

※QUOカード贈呈時期:5月末の株主様には8月下旬、11月末の株主様には翌年2月中発送予定
※お送りしたQUOカードを未使用の状態でアミカ店舗へご持参いただいた株主様には、QUOカードを倍額の「アミカ商品券」に交換させていただきます

アミカは業務用スーパーですが、レストランなどの店舗向け商品などが充実しています。自宅でお店の味を味わうことができるので、アミカがお近くにある方にはオススメしたい優待です。

ちなみにQUOカードの色が保有株数によって異なっていて、100株は青、500株はピンク、1,000株は緑、2,000株はオレンジとなっています。

Next: 5位は個性的な広告で話題の注文住宅を手掛ける、タマホーム



《5位》タマホーム<1419>

タマホームは注文住宅の会社です。ロードサイド型独立店を積極展開し、大々的な広告で集客していて、分譲など周辺にも展開しています。

こちらのQUOカードは、芸能人の写真がデザインされていることが多いです。過去には、元SMAPの木村拓哉さんやももいろクローバーZ、水樹奈々さんといったものがありました。

《優待銘柄情報》
タマホーム<1419>
最低単元購入価格:20万1,000円(※11月13日終値)権利付き最終日:5月末、11月末
《優待内容》
★株主様限定 特製クオ・カード
100株以上 保有3年未満:500円分 保有3年以上:1,000円分

個人的にQUOカードの優待で楽しみな点は、毎回QUOカードのデザインが違っていることです。有名人の写真など、レア感があるものほど額面以上に嬉しいです。

3年以上の継続保有になると、同じデザインのものが2枚いただけます。

このように、ひとくちにQUOカードと言っても、デザインが違ったり商品券に交換できるものがあったりと奥が深いものです。

QUOカードは使えるお店も多いですし、使用期限もありませんし、嵩張ることもありません。ぜひ一度、QUOカードが株主優待となっている銘柄を調べて、お気に入りの銘柄を見つけてみてはいかがでしょうか。

優待投資の注意事項

▼11月末日が権利確定日の場合、今年は11月29日(金)。
権利付き最終日は11月27日(水)となります。

権利付き最終日(この日までに株を買っておく):11月27日(水)
権利落ち日(株を売ってもよい日):11月28日(木)
権利確定日:11月29日(金)

また、権利付き最終日の翌営業日は「権利落ち日(けんりおちび)」と呼ばれるので、こちらも一緒に覚えておきましょう。

※この記事は、あくまで優待の観点から銘柄を紹介するランキングです。実際の投資判断はご自身の投資ルールを守って行ってください。

image by : トコタン

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