人への印象に影響を与えるのは、話す内容が大半だと思っていませんか? 実は、それは大きな間違いで、印象付けに関わる感度センサーの9割が話の内容以外のことなのです。メルマガ『エアライン直伝 接客の悩みをスッキリ解決する方法』では、元国際線客室乗務員の著者が、印象をよくするための簡単な方法を紹介しています。
姿勢の効果
「こんにちは~」と、人から挨拶されたとき、あ、感じの良い人だなー、と思える人もいれば、そうではない人っていませんか?
人は他人に対して、好きか、嫌いか、を瞬時に判断します。
どうやって判断していると思いますか?
その感度センサーは5割は視覚、4割は聴覚から、といわれています。
ちなみにあと1割は話す言葉や内容そのものです。
たいがい人と会うときには、話す内容ばかりを気にしがちですが、人への印象に影響を与えるのは、話の内容以外の部分ということです。
例えば、初対面の場で自己紹介する場面って、その人の話した内容よりも、「その人がどんな表情をしていたか」、「どんな服を着ていたか」というようなことが頭に残っていたりしませんか?
そのくらい見た目や声の出し方、話し方は相手に対して大きなインパクトとなるものなのです。
そんなインパクト大の、見た目や耳から入ってくる声の印象ですが、実は、一つのことを心がけるだけでグッとアップします。
それは、姿勢をよくすること!
姿勢をよくすることは、見た目に礼儀正しさや仕事への真摯な態度、相手に対する誠意や緊張感などの印象を与えます。
そして意外かもしれませんが、姿勢をよくして出す声は、姿勢が悪い状態で出す声よりも、明るく、ハリのある声になるんですよ。
試しに、猫背の時に出る声と、姿勢をシャキッとしたときに出る声を比べてみてください! 違うはずです。
そして、もう一つよいこととして、姿勢をよくすると、頭も冴えます。
難しい話は専門外ですが、血流の関係で、これは医学的にも証明されているらしいです。
目の前に相手がいないような、電話で話すときにも、姿勢を良くすると、目に見えない相手にもよい印象を与えられますよ。
是非、普段からやってみてくださいね。
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