もはやマッドマックス。岡本太郎賞受賞の焼き芋カーは品のいい悪趣味

 
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高速道路を見おろすこけしの「花子」。でか……。

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「こけしって、かわいらしいけれど、どこか不気味な印象がありますよね。そんなこけしを『巨大化したらいったいどうなるんだろう』と考えたんです。それで、こけしのかたちのバルーンを作り、真ん中にでっかい棒を入れて自立できるようにしてみたんです。高さですか? 13メートルあります。高速道路の高距を超えるときもあるんですよ」

13メートル! という高さは驚愕だが、それだけにとどまらず、温泉こけしの情趣を味わえるよう足元(?)に足湯が設けられているのも嬉しいサプライズ。足湯に浸かる人がいて、このこけしはアート作品になってゆくというわけ。彼らの社会彫刻は、焼き芋だったりお風呂だったり、なんだかとてもあたたかい。

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花子は「足湯につかれるアート」。まさに温泉こけし。

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こけしの花子など、Yottaの作品のテーマは、時代とともに暮らしから消えつつある日本文化をアートの力で大胆不敵に蘇らせること。シリーズの名前は「イッテキマスNIPPON」。エレクトリック焼き芋マシン「金時」も、このイッテキマスNIPPONシリーズの一環として制作された。

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金時はアートを通じて日本文化を再評価する「イッテキマスNIPPON」プロジェクトの一環として誕生。

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