【映画野郎】スター・ウォーズ最新作、公開後の激アツ座談会!

 

小川:あと、今回の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開で驚いたのは週間の観客動員ランキングで「妖怪ウォッチに負けてしまったことですよ! 世界中探しても公開1週目で1位を獲れなかったのは日本だけじゃないかな? またしても世界の映画界で日本のガラパゴスっぷりを晒してしまいましたね。

原口:確かに「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が初登場1位じゃなかったのはビックリだけどね……。

小川:これについては、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のメインの客層にあたる20代から40代の映画人口の少なさ映画離れも考えられますね。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が周りで盛り上がったわりには興行収入が大したことなかったことも頷けますね。

KANTO40代はギリギリ旧3部作に被るからそんなに影響はないでしょう。ただ、それで「スター・ウォーズ」ではなく、「妖怪ウォッチ」を選んだのは、家族サービスのせいでしょうね。お父さんは「スター・ウォーズ」が観たいのに、子供のリクエストで「妖怪ウォッチ」を観ることにと嘆いている人の声を何人かキャッチしました。家族持ちは1人で好きな映画に行けないんですよ!日本は。

小川:なるほど、それこそ妖怪のせいですね。ただし、TOHOシネマズ新宿は妖怪に負けず複数のスクリーンが赤(満席)かオレンジ(少し空席あり)になってたし、「クリード」や「007 スペクター」もその時間から一番近い時間帯は赤で、「妖怪ウォッチ」と「ちびまる子」がほとんど青(余裕で席が取れます)になってましたね。これぞ、男のシネコンTOHOシネマズ新宿といった感じですね!

原口:若い世代を中心に、洋画ファンの減少というのは年々進んでいる感はありますね。ただ「マッドマックス~」については大したことあるよ! R15+のバイオレンス映画で16億円超えの興行収入ってけっこうな大ヒットですよ。あんな狂った映画普通なら10億円もいかない。意外に女性客もいて、9月までロングランされる映画になるとは思わなかった。

小川:興収16億円はR15+では大健闘……たしかに。あれを起点にもう2本ぐらい何か続いて欲しかったけどもう一歩ないんだよな。で、最近の興収で見ると、これに対して「妖怪ウォッチ」の客層はストレートに映画の動員に直結しましたね。

原口:「妖怪ウォッチ」が1位ってことについて、SWファンはあまりショックに思わなくていいと思うな。「妖怪ウォッチ」って、先着の入場者にレアなキャラクターグッズのプレゼントがあったっていうじゃない。言ってみれば初回グッズ目当て

小川:去年か一昨年の「ONE PIECEと同じだ

原口:だから初動が良かったんだろうけど、スター・ウォーズは年明け以降でも、当然リピーターの動員が期待できる。ランキングもすぐ逆転すると思いますよ。でもまだ2週目も2位だったけど…(笑)。

KANTO:少なくとも「妖怪ウォッチ」を2回3回と観る人はいないでしょう。なんだかんだ言っても、「スター・ウォーズ」は広くファンの多い映画ですから、正月ランキングでは返り咲きは十分考えられます。そういう僕も、正月は立川シネマシティの極上爆音上映」と体感型映画館4DX(あるいはMX4D)で、あと2回観に行く予定ですから。アトラクションと割り切って楽しむ予定です。

小川:リピーターによる動員で興収を伸ばす辺りは最近では「レ・ミゼラブルみたいな興行になって、久々の洋画で興収100億円になれば、今後の洋画作品の展開の明るい兆しになるかな。今回はこれから年末年始のど真ん中に入るという中で「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観る参考になったんじゃないでしょうか? それではみなさん、フォースと共にあらんことを!

 

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(原題:STAR WARS:THE FORCE AWAKENS)
12月18日(金)18:30 全国一斉ロードショー!
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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image by: Sarunyu L / Shutterstock.com

 

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