石破茂大臣は「閣僚や議員が本人とは関係のない事務所関係のことで責め問われるのをずっと見てきた」として、秘書に任せた会計処理の問題で議員が閣僚辞任に追い込まれてきたことに懸念を示し、その上で「国会議員に頼むと何かをしてもらえるのではないかという思いを抱かせる仕組みをどうすればいいか」と述べ、意識改革の必要性を指摘したそうです。でも、その怪しい人たちとの付き合いを含め、不明朗な口利きビジネスで潤ってきたのは当の議員や秘書たちでしょう。「本人とは関係のない事務所関係のこと」
もう一つ、重要なポイントがあります。これは《読売》が「
これ、本当であれば、甘利事務所の側に、口利きに対する値段表があったということでしょう。
こんな口利きならいくら、こういう難しいのはいくらいくら、というように、メニューというか、仕事に対する対価がどのくらいかという、いわば相場についての観念が事前に存在していたということでしょう。「口利き」が業務として日常化していなければ、
野党の皆さんには、是非、こんなところも責めどころとして考えていただきたいものです。国会が楽しみになってきましたね。
image by 首相官邸
著者/内田誠(ジャーナリスト)
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