甘利大臣の「黒い金」報道で暴かれた「口利き値段表」の存在

2016.02.01
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by gyouza(まぐまぐ編集部)
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金銭授受をめぐる問題で1月28日に辞任した甘利経済再生担当大臣。「政治家による口利き」という悪しき習慣がまた垣間見えましたが、ジャーナリストの内田誠さんは自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ』で、甘利氏の謝罪会見に関する新聞各紙の報道を詳しく分析。そこから浮かび上がってきたのは、甘利事務所側に関する「ある疑惑」でした。

金銭授受疑惑追及の視点

辞任した甘利経済再生担当大臣金銭授受を巡る問題は、予算委員会が始まれば、野党の好餌となることでしょう。そこで焦点になるのは、甘利事務所が関わった今回の事案の背後に、膨大な口利きの山が築かれていたのではないかということ、翻って、自民党という党の体質が、そうしたものと一体不可分なのではないかという視点です。これから注目を浴びるはずの予算委員会での審議。そのなかでどんな質問が繰り出されるのか、考えてみたいと思います。

今朝の新聞を見ていて、一つのことに気付きました。

昨日、《東京》が注目した甘利氏の発言について、《毎日》が大きめの記事を用意していたのです。甘利発言とは、辞任会見の際に甘利氏がついつい口に出してしまったあの一言…。

「政治家の事務所は、いい人とだけ付き合っていたら選挙に落ちる」。

この発言の重要性を、見出しによって強調していたのは昨日の《東京》だけでした。《東京》の記者は、「浮かび上がったのは、前時代的ともいえる古い自民党の体質そのものだ」と指摘し、甘利氏が「来るものは拒まずでないと、残念ながら当選しない」とか、「その中で、ぎりぎり、どう選別していくのか」などと語ったことに対しても、甘利氏の説明では「業者を見極めたとは思えない」と一刀両断にしています。実際、秘書は何の警戒もせずに業者を信用し、金を受け取っていたようですから、言われても仕方がないですね。もちろん、今回の業者が「いい人」なのかそうでないのかは分かりませんが。

今朝の《毎日》は、5面記事でこの点について触れています。

この記事の見出しは「秘書流用判明で決断」となっていて、甘利氏が辞任を決断するに至ったポイントについての分析記事になっているのですが、その横に「野党、疑惑追及へ準備」という部分があり、「合わせて一本」の形になっています。野党は件の甘利発言に注目していて、甘利発言は「自民党の古い体質の表れ」であり、自民党全体の問題として追及するのにうってつけだからだと野党側の思惑に触れています。以下、この記事の注目点を若干紹介しましょう。

「自民議員にとって、支援を申し出る支持者とどう付き合うかは長年の課題だ」

こんなことを語ったのは、麻生太郎財務相。「普通に見えて反社会的な人たちとは分からない人はいっぱいいる。そういう意味では議員にとって極めて厳しい状況にある」と述べ、反社会勢力につけ込まれる余地があることを認めたといいます。まあ、麻生さんの場合、自分は見た目ギャングだけど、「本当は良い人なんですよ」と言いたいのかも知れないですが(笑)。

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