北九州のTOTOミュージアムに海外も熱視線「トイレにカミサマがいる!」

2016.03.03
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今や日本のテクノロジーの顔となりつつある「温水洗浄便座」。昨年8月には北九州市にTOTOミュージアムが開設され、海外からも多くの人が訪れているようです。ハリウッドセレブを初め、温水洗浄便座を初めて利用した時の「WOW!」は世界各地で続々と広がっています。

海外のあちこちで「WOW!」の声

ワシントンポスト誌は昨年8月にオープンしたTOTOミュージアムについてオープンから3ヶ月で3万人以上が来場したという記事を紹介しました。BA6D5097

image by: TOTO

トイレの歴史と、TOTOが開発した温水洗浄便座「ウォシュレット」の技術を初めて知って感嘆の声をあげている人もいれば、「10年以上も前からあったのに何を今さら騒いでいるの?」と、ずっと前からその価値を認めていた人もいるようです。
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image by: TOTO

「日本は俺たちの100年先を行ってるな。トイレに関しては」

「うちの奥さん、日本旅行から帰って来てからずっとうちにも温水洗浄便座を設置してくれってうるさいんだ。だから今年のクリスマスプレゼントはそれにするつもり・・・」

「あの”Otohime”って機能はすごいな。でもアメリカだったら水の音じゃなくて代わりに音楽流すと思う」

「もう5年もTOTOのウォシュレットを使ってるよ。高かったけど、もとはすぐに取れたと思ってる!」

「今さら何を騒いでいるのよ。温水洗浄便座はずっと前からあって、すごいって言われ続けて来たじゃないの」

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image by: TOTO

また、シドニー・モーニング・ヘラルド誌は日本のトイレがここまで清潔で進化した理由を、「日本のトイレにはカミサマがいるんですよ、マジで」という記事で説明しています。

日本には「厠の神」が存在することや、2010年に「トイレの神様」という曲がヒットしたことも、ますます説得力を持たせているようです。

ハリウッドセレブのご用達から国家プロジェクトへの参入まで

1980年にTOTOが温水洗浄便座を「ウォシュレット」として開発・販売を始めてから約35年

現在、日本国内では70%以上の割合で温水洗浄便座が普及しています。

TOTOのウォシュレットは昨年7月時点で累計出荷台数が4000万台を突破しました

今や、TOTOのウォシュレットは日本のハイ・テクノロジーの象徴として欠かせない存在になりつつあります。

とはいえ、海外ではトイレについての話題がタブーであったため、当初は海外シェアを伸ばすことは簡単ではなかったようです。

マドンナ、レオナルド・ディカプリオ、ウィル・スミスなどの大物ハリウッドセレブたちが口を揃えて「TOTOのウォシュレットは最高!」と言ってくれたおかげもあり、今ではそのシェアを海外の一般家庭層にまで伸ばしているようです。

さらに、今後も海外展開をしていくと思われるTOTOは「トイレのない一般家庭や学校にも、2019年までに計6000万台を設置すること」を2014年から国家レベルでの取り組みとしているインドにも、南アジア初の生産拠点としてインド工場の稼働を開始しました。

先進国だけでなく、発展途上国でもグローバル企業としての力を発揮しているTOTO、頼もしいですね。

清潔でいろいろな機能を兼ね揃えたトイレを素晴らしいと思うのは、万国共通。

はじめて温水洗浄便座を使った時の感動の「WOW!」は今後も世界各国に広がって行きそうです。

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source by: TOTO/ The Washington Post/ The Sydney Morning Herald

文/長塚香織

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