経済崩壊危機だけでも頭が痛い習近平国家主席ですが、ここに来てさらに米国に亡命した中国共産党の要人による機密暴露に怯えている、という仰天情報がメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』に記されています。黄さん曰く、「習氏の身の破滅を招くような機密」とのこと、一体どのようなものなのでしょうか。
【米中】亡命中国人によるスキャンダル暴露に本気で震える習近平
中国は、アメリカに逃げている最重要指名手配犯である令完成の引き渡しを求め、これを拒否するならば、アメリカに対して司法的な協力を停止すると警告しているようです。
令完成とは、胡錦濤の側近中の側近で昨年2月に汚職容疑で党籍を剥奪、7月に逮捕された令計画の弟で、兄の失脚に伴い、共産党内部の極秘情報を持ってアメリカに逃げたとされています。
その極秘情報とは、共産党最高幹部たちの汚職情報やセックススキャンダル(セックスビデオ)だとされ、習近平のものも含まれていると噂されています。なぜそのような情報を入手しているかといえば、胡錦濤政権時代、兄の令計画が党中央弁公室主任(日本の官房長官のようなもの)という大きな権力を行使して、女性を党幹部に貢いできたということがあるからです。
中国は昨年からこの令完成の引き渡しを求めてきました。ただし、アメリカと中国は犯人引き渡しの条約を結んでいませんから、アメリカ側は拒否し続けてきたのです。
中国がここにきて強硬姿勢に出始めたのは、令完成がついにアメリカ当局に持ち逃げした極秘情報を渡し始めたからのようです。上記のような情報がもし公になれば、習近平政権は一気に吹っ飛んでしまうでしょう。
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中国では「権銭交易」(権力を金で買う)という言葉がありますが、こうした女性で権力を籠絡することは「権色交易」と言います。令計画は自らの権力を利用して、さらに上の高級幹部たちへ女性をあてがっていたとされています。
また、令計画は非常にマメで、1999年に党中央弁公室の副主任に任命されたときから、こうした幹部への汚職斡旋や色仕掛けについて、事細かくメモをとっていたとされています。
それを弟の完成に託し、自らは失脚、逮捕となったというわけです。完成は2,700件もの極秘情報を抱え、「王誠」などという偽名を使ってすぐにアメリカに飛びました。彼はアメリカへの亡命を希望していると報じられています。
一方、もちろん習近平政権は令完成を追うべく、多くの要員をアメリカに送り込み、令完成を捉えようとしました。場合によっては暗殺を考えていたかもしれません。しかしそれが無理だったので、チャイナセブンの1人で、中央紀律検査委員会のトップである王岐山自らが昨年の夏にアメリカに乗り込もうとしました。
9月には米中首脳会談が控えており、習近平が訪米する予定でしたから、なおさら令完成の引き渡しをアメリカ側に迫りたいと思ったのは当然でしょう。
しかし、その直前になってアメリカ政府当局はJPモルガンに対して王岐山に関する情報を提供するように要請したことが伝わり、王岐山自身が汚職に手を染めていることが公になる可能性も出てきました。
加えて、こちらもアメリカに逃亡している郭文貴という中国人の大富豪が、アメリカのメディアへのインタビューで、王岐山が過去に汚職していたことを暴露しました。
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要するに、アメリカが中国を牽制し、令完成の引き渡しには応じないということを、暗に示したわけです。こうしたこともあって、王岐山の訪米は中止となってしまったわけです。ちなみに中国はこの郭文貴の引き渡しもアメリカに求めています。
また中国政府は海外逃亡した腐敗官僚を摘発することを「キツネ狩り」と呼んでいますが、令完成の本来の苗字は「令狐」であり、令完成をターゲットにしていることを暗に示しているとも言われています。
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