海外でのタトゥーへの印象は?
日本以外では、タトゥーに対してどのような印象を持っているのでしょうか?
温泉が文化の一部として根付いている韓国では、日本と同じような状況にあるようです。
日本を訪れたことのある韓国人女性は、このようにコメントしています。
「若い世代には、それほど抵抗はないにせよ、年配の世代にはまだタトゥーは受け入れられていない感じはあります。施設によっては、タトゥーのある顧客、特に男性に対して、入場禁止まではしないにせよ、何らかの案内や対応をするところもあります」
国民の3人に1人がタトゥーを入れているアメリカでも、雇用主が好まないケースが少なからずあるという調査結果が先月、発表されています。
Mail Onlineの記事によると、なんと、採用担当の60%が、「タトゥーをしていると、面接の時に不利である」という回答をしているとのこと。
さらに、「4人に1人が、タトゥーを入れたことを後悔している」という調査結果も出ているようです。
理由としては、「若いときに深く考えずに選んだデザインが、大人になってからはそぐわしないと感じた」、「恋人の名前を彫ったけれど、別れてしまった」、などがあげられています。
日本が観光ビジネスを考慮してタトゥーを受け入れていく一方で、タトゥーがより一般的なはずのアメリカでこのような動きがあるのは、ちょっと意外ですね。
日本国内だけでなく、海外でのタトゥーへの認識の移り変わりを追ってみるのも、なかなか面白いかもしれません。
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source by The Japan Times News , JAPAN TODAY, Mail Online , 首相官邸「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」
文/長塚香織