【書評】孫正義と松下幸之助は「価格」より何に注目して投資したのか

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松下幸之助と孫正義の両氏といえば、日本ではあまりに有名な稀代の経営者。そんな2人から直接学ぶ機会に恵まれたという著者が執筆した「リーダー学本」が、 『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介されています。ビジネスに携わるすべての人にヒントを与えてくれる1冊だそうですよ。

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最強経営者の思考法』 嶋 聡・著 飛鳥新社

こんにちは、土井英司です。

大学時代、パシフィコ横浜で行われた起業家向けセミナーで、朝日ソーラーの林社長が、孫正義氏の話をするのを聞きました。

孫正義氏は、初対面で「豆腐を1丁、2丁と扱うように売上が伸びる会社にしたい」と理想を語り、それを聞いた林氏は「こいつは本当にやる男だ」と思ったそうです。

あれから20年が経った今、ソフトバンクグループの売上高は、8兆円を超えています。

こんな話を聞いてしまうと、将来伸びる優秀な経営者を見極められれば、と思うのは至極当然。

そこで読んでおきたいのが、本日ご紹介する『最強経営者の思考法』です。

本書は、松下政経塾2期生、元ソフトバンク社長室長という希少な経験を持つ著者が、この稀代の起業家2人の言葉を比較して「最強経営者の思考法」を論じた1冊。

経営者にとっては経営のヒントを、会社員にとっては未来ある企業を見極めるポイントを、投資家にとっては飛躍する企業の条件を学べる、じつに興味深い内容です。

2人の経営者の似顔絵と言葉が書かれた右ページを眺めるだけでも多くの学びが得られ、さらに左ページで詳細とエピソードが読めるという、お腹いっぱいの1冊。

個人的には、経営のヒントがバンバン学べました。

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