じゃあ、どうすればいいの? 避難所には入る余裕がないし…と話していたら、知人が、テントと家族分の寝袋を車につんでおくんだよ…と。夜はキャンプと思って、外で寝ればいい…とこともなげに…。小学生の子どもがいるキャンプが大好きな彼の一言にはちょっと考えさせられました。
地震が来ても、すぐ避難しないで自宅に留まるのを基本とし、自宅籠城を前提に必要なものを備蓄するように…とずっと言ってきて、避難することを前提に考えたことってありませんでした。余震が恐くてマンション内にいられず、避難所にも入れず、屋外でサバイバルすることも想定しておかなければなないのかもしれない…と。
福岡の友人と話していて、それでも、やっぱり、倒壊しないマンションは戸建に比べればまだ安心だよね…と。改めて、私たちが震災に備える上では、下記の3つの段階で考えなくてはなりません。
- 発生時に命を失ったり怪我をしない
- 被災後の生活を維持する
- 復旧、復興を行うか
そう、1の段階、すなわち、地震の発生と同時に建物が倒壊し命をなくすことがないという点では、鉄筋コンクリート造のマンションは優れていると思います。
それにしても、首都圏にこんな直下地震が来たら…。またもや、今回も「かつてない地震」と気象庁はいい、今後のことも予想できないようです。結局、自然の前では、謙虚でいるしかないのですね。
『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』
マンションのことなら誰よりもよく知る廣田信子がマンション住まいの方、これからマンションに住みたいと思っている方、マンションに関わるお仕事をされている方など、マンションに関わるすべての人へ、マンションを取り巻く様々なストーリーをお届けします。
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