食事ばかりではありません。子どものための買い物、子どもと一緒に行く旅行など、多くの場面に「良かれ」と「良い」がすれ違う可能性があります。
また我が家の例で恐縮ですが、夏休みに長野の祖父母のところに行く計画を立てた際も、子どもたちに「3日間、どう過ごしたい?」と希望を聞けば
- 町営プール
- 芝生の公園
- 薪割りのお手伝い
とシンプルなものばかり。ややもすると大人はガイドブックを広げてテーマパークや遊園地などの施設を探してしまいがちですが、これも「良かれ」と「良い」のすれ違いですよね。
子どもが一定以上の年齢で、自分の希望を自分の言葉で言えるなら、できる限りそれを尊重してあげたいものです。「尊重」と言っているのは、決して「何でも子どもの希望通りにする(=言いなり)」という意味ではありません。そうではなく、親が勝手に「これが良いだろう」と決めたり、あるいは子どもの希望に対して「この子はそう言うけれど、こっちの方が喜ぶはずだ」などの余計な配慮はしない、という意味です。
時には、子どものイメージミスで「期待したほど良くなかった…」となってしまうことがあるかも知れません。でも、それはそれで、とても良い経験(そしてきっとその子にとって必要な経験)です。
「やっぱりあっちの方が良かったじゃないか」
「次は子どもに聞かず、こちらで決めてしまおう」
なんて思わずに、
「いい経験になったね」
「せっかくの機会に選択ミスして落ち込んでいるだろうから、優しくしてあげよう」
と接してあげてくださいね。週末や連休のお出かけなどを考える際に、この内容を思い出して子どもの意見も聞いてあげていただけたら、うれしいです!
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