大人のためのファッション指南メルマガ『【最も早くオシャレになる方法】現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断』。今回メンズバイヤーMBさんに寄せられたのは、「服の洗濯表示があてにならない」というMBさんのツイートを見た方から「服の手入れのルールを知りたい」というご質問。服を知り尽くしたMBさんが素材ごとに詳しく解説してくれています。
最低限守るべき服のケア方法を知りたい
Question
ペンネーム:☆
こんにちは。いつもお世話になっています。
先日MBさんのTwitterで洗濯表示があてにならないといったような内容のツイートがあってなるほどと思っていました。
確かにとりあえずネットに入れておしゃれ着洗いすればあまりヘンな結果になったことはありません。
そこでMBさんの考える最低限これだけは守っとけといったような服の手入れの上での原則はありますか??
レーヨンは長時間水に浸けるな…とは聞いたことがありますが??
よろしくお願いします!!
MBさんの回答
ありがとうございます。
そうなんですよ。洗濯表示ってみなさんが思っている以上にテキトーです。
「これ洗濯表示どうする??」
「まあこれでいいよ」
嘘かと思うかもしれませんが、ほんとにこんな感じで決めてますよ。
「テキトー」だし、またクレームが来るのが怖いので可能な限り、不自然じゃ無い程度に「洗っちゃダメ」としています。
事実普通のコットンカットソーでも表示では「ドライクリーニング推奨」となっていたりしますから・・・。大丈夫だっつうの・・・。
「最低限これだけは守りましょう」的なお洋服の手入れですが・・・
多岐にわたるので一概に語るのはなかなか難しいです。
例えば「レーヨン」の話をおっしゃってますが、確かにレーヨンは一般的に縮みやすく水洗いしない方が良いは良いですが混率や素材の織り方などによっても変わるので一概には言い切れません。
まず当たり前ですが、基本中の基本は「適度に適切に洗う」ということ。
コットンカットソーやパンツなど自宅洗濯可能なものは適度に洗うこと。汚れとは目に見えるものだけでなく、
目に見えない細かい汚れもあるものです。パッと見で「汚れてないな」と判断して洗わずにずっと使っているといつの間にか表面の目に見えない汚れが生地に浸透していき、気がついた時には黄ばみが発生している・・・ということが多々あります。
Tシャツやカットソーなど肌に直接あたるものは特に、数回着用したら特に汚れが見えなくてもきちんと洗うことです。
また家庭で洗えないもの、例えばウールのスラックスやアウターなどもシーズンに1度はクリーニングに出してあげましょう。
これも同じことで汚れは時間をかけて生地に浸透するものなので1シーズンに1度「リセット」してあげることが重要です。
面倒くさがって「汚れてないしまあいいか」と思っていると次のシーズンには黄ばみが出ているなんてことは多々ありますよ。
あとは吸水性の高い素材・・・例えばコットンなどスウェットやデニムなどもそうですね、汗を吸いやすいものなどは特に汚れが蓄積しやすいものです。
レーヨンもそうですしナイロンなどもそうですが化学繊維などは一般的に繊維の密度が濃いため吸水性が低いものです。
汚れが浸透しにくいのでさほどケアを意識せずとも問題ありません。
が、Tシャツスウェットデニムなどは汗を吸いやすい分こまめなケアが重要です。適度に適切に洗うことを心がけましょう。
あと大事なこと。
汚れを見つけたら24時間以内に対処しましょう。
昔「汚れ落しのプロ」にインタビューしたことがあるのですが、
「どんな汚れも24時間以内であれば落とせる」と豪語していました。
「トマトケチャップでもですか??」と聞いたら
「問題ありません」とのこと。
洗剤・石鹸などで落ちないと判断したら24時間以内にクリーニング店に持ち込むこと。生地に浸透する前であれば、かなりの割合で落とせるとのことです。参考に。
image by: shutterstock
『【最も早くオシャレになる方法】現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断』
著者/KnowerMag MB
現役メンズファッションバイヤーであり、月間60万PV以上を誇る人気サイトKnowerMag運営者。
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