すぐに「カワイイ!」を連呼する、感嘆女子への接し方

 

物事を論理的に解釈して、処理しようとする男子に対して、女子というのは、往々にして、物事を感情的、感性的に捉えて選択する傾向があります。つまり、男は、「それが正しいか、間違っているか」という考え方をし、女は「それが好きか、嫌いか」という判断をする。ということ。

でも、実は、男だって、本当は物事を「好き嫌い」で決めているんじゃないか、とか思うのですけどね。男の場合は、女と違って、その判断を「僕は、別に、感情的に決めた訳じゃなくて、理性的に判断したんだよ」という言い訳を自分の中で作ろうとしているに過ぎないんじゃないかとか思うのです。

その点、女は、そういう言い訳なしで、ストレートに「好きだから好き! 嫌いだから嫌い!」と来る。

あ、ちょっと話がずれましたけど、それで、男というのは、女をバカにしてしまったりする。つまり、「好き嫌いで判断するなんて、女ってやっぱり、幼稚で、バカなんだなあ」とかね。

まあ、そういう解釈が正しいかどうかわかりませんけどね。男と女は、物事を判断する上で、そういう違いがある。そこをわかってくると、女の戦略がわかってくるのです。

「好き嫌い」で物事を決める。

これって、非常に強いんです。理屈で武装してくる男を粉砕する威力があるんですよ。これって、ある意味、「か弱い女が持っている最強の武器」と言えるんじゃないでしょうか。女性自身は、そんなこと意識していないかもしれませんが。

どういうことかというと、「好き嫌い」とか「かわいい」とか「きもい」とかいう感情を表す言葉というには、理由も根拠も必要ないからです。つまり、「私がかわいいと感じたからかわいい」と言われてしまえば、なんにも返す言葉はありません。

「それって、おかしいじゃないか! これがかわいいはずはないでしょ? 一体、これのどこがかわいいんだよ!」とか反論したとしても、「だって、あたしがかわいいと思ったからそうなのよ」と言われてしまえば、それで終わりです。

逆もあります。

きもおい!」。

その人がきもいと思ったからきもい。反論のしようも、何もありません。そう思われたら、それでおしまいです。それって、理屈ではなく、「好き嫌い」だから始末が悪いのです。そう思うほうが、絶対的な決定権を持っていて、誰もそれに逆らうことはできません。感情語というのは、そういう理不尽な言葉なのです。女子は、それを振り回す。そして、男子は、それに振り回される。か弱い女子が男子に打ち勝てる最終兵器が「かわいい」なのです。

さて、ここまでお読みになられたら、ここで悟る方がいらっしゃるかもしれません。つまり、これって、恋愛の本質を言い当てていることなのです。

もうひとつ例を出しましょう。もし、あなたがペットを飼おう、たとえば、犬を飼おう、と思いついて、ペットショップに行ったとします。そこには、ケージの中で無邪気に遊んでいる子犬がいっぱいいます。シェルティ、トイプードル、ポメラニアン、ダックス、柴犬、等々。さて、あなたは、どの子犬を、どういうふうに選びますか?

その時、この子犬を、こうこうこういう理由で選んだ、と理性的に説明できる人はいないでしょう。たとえば、目が合った、とか、ぴんときた。とか、この子が飼ってほしいと訴えかけてきたような気がした、とか。そんなことではありませんか?

つまり、「好き嫌い」「かわいい」ということです。そこに、論理的な理由なんかありません。まあ、「そうだ!この子にしよう!」とか思ったところあとで、飼いやすさとか値段とか飼う環境に合っているかとかまあいろいろ条件もあるでしょうが、それって、その後の話ではありませんか?

>>次ページ 女子の「感情語」に対抗する方法とは?

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