1日たったの8秒。子供が親の愛情を感じる「8秒ギュッ」の子育て法

 

家庭教育アドバイス…「上手な放ったらかし」と「8秒ギュッ」の効用

時間がいくらあっても足りないと感じるのが子育てです。それは1人っ子でも、子だくさんでも同じ。

フルタイムで働くお母様は、「専業主婦の方よりも子どもと過ごす時間が少ないから、子どもに申し訳ない」、一方、専業主婦の方は、「下の子どもに手がかかり、上の子どもに我慢をさせてかわいそう」など、立場が違ってもそれぞれ時間は足りないと感じるものです。

けれども、子どもが「自分は親から愛されている」と実感できればいいのです。そこで「上手な放ったらかし」「8秒ギュッ」をお勧めします。

「上手な放ったらかし」とは、「こうあるべき」という親の「思い込み」をやめて、ゆる~い枠にしてしまうこと。

例えば、片づけてもすぐに散らかってしまう時は、「1部屋を丸ごとおもちゃ箱」にします。遊んだおもちゃは、その部屋へ持って行くだけでお片づけ完了です。または、「部屋の一角」をおもちゃ箱にし、寝る前にはその一角にシーツをかけて、「おもちゃ箱をしまう」のです。

「8秒ギュッ」は先述の通り、親の愛情を伝えるのにとても有意義です。8秒とは大人の深呼吸1回分の長さです。そして人が「充分という満足を感じる最短時間」なのだそうです。

我が家ではこの「8秒ギュッ」、娘も息子も中学1年生まで続けていました。娘は「当時はとにかく気持ち良かった、すごく安心出来た」と言い、息子は「あの頃は何かふわふわしてずっと母さんと離れたくなかった、気持ちいいというか、安らいだのはホント」と言います。

何を隠そう、私自身がとても癒されました。密着することは心の安定に繋がります。何でも完璧にしようと思うのではなく「ゆる~く」、そして8秒密着して、親自身も子どもから癒しをもらって気持ちをリフレッシュしましょう。

image by: Shutterstock

『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』より一部抜粋

著者/柳川由紀(家庭教育アドバイザー)
教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。
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