「5月病」は大丈夫? セルフチェックで確認

2016.05.16
by Mocosuku
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新年度、新社会人として頑張りつづけ、ゴールデンウイーク明けのころには気持ちが一転、無気力状態になってしまう、 社会人の5月病や6月病 。

6月病とは、6月になって症状が出てくる場合のことを指し、「新5月病」ともいわれています。

春から夏への季節の変わり目、「梅雨」で天候が変化することも影響しているようですね。でも、意識して予防できることがあります。

以下から詳しくご紹介しましょう。

 社会人の6月病 :今の心の状態をチェックしてみよう!

今の自分の状態にあてはまる項目をチェックしてみてください。

□ 他人と会うのが面倒くさい(ドタキャンが多くなった)

□ 悲観的に考え、クヨクヨ悩み続ける

□ 睡眠不足が続いている

□ 服装に気をつけるのが面倒になり、そのまま出かけてしまう

□ 通勤の前後最中に体調が悪くなる

□ 好きだった趣味をやるのがおっくう

□ 朝になると行きたくなくなり、遅刻や欠勤をしてしまった

□ 「おはよう」「ありがとう」などを言い忘れる

□ 仕事のミスが増え、効率が落ちた

□ いつも読んでいる雑誌や新聞・テレビが見たくなくなった

以上の4~6つが当てはまればストレス傾向が強く、7つ以上なら要注意です。

適応障害としての「5月病・6月病」

「5月病」は医学用語ではありません。

やる気が起きない、疲労感が取れない、人間関係が面倒、身体がだるい、思考力や集中力が低下した、考え方が悲観的になってしまう、頭痛・腹痛に悩ませられる、食欲低下など、理由のよく解らない心身の不調に陥るのが、5月病(6月病)なのです。

5月病・6月病は医学的には、うつ病一歩手前の、「適応障害」と言われます。

急激な環境の変化についていけずに心身が悲鳴を上げている、ストレス反応です。多くは一過性ですから、そのうち自然に症状が消えていったり、生活習慣を整えることで改善が図れます。

しかし、以前から「うつ状態」になりやすかったり、不調が1か月以上続いて辛かったりするなら、医務室や健康管理室に相談に行き、場合によっては心療内科などに受診することも考えましょう。

特徴は?

新しい環境に十分になじめない「適応障害」としての5月病・6月病の特徴は、次のようなものです。

■ 新しい環境についていけていない:学生時代、もしくは以前の職場とあまりに環境や生活が違うなど

■ 新しい人間関係ができていない:年の違う先輩や後輩たちと話ができない、同期とも親しくなれていないなど

■ 理想と現実のギャップに悩んでいる:想像していた会社とちがう、希望した仕事や職場と違うなど

■ 目標を見失った:毎日業務に追われて、何のためにやっているのかわからない、今の仕事が自分のやりたいことなのかがわからないなど

どうやって乗り越えるか、2つのカギ

生活習慣を整える

睡眠・休息、栄養バランスのとれた食事を1日3度摂る、運動不足にならないなど、基本的な生活習慣を整えましょう。とくに睡眠を十分とって「on」と「off」のメリハリをつけることは重要です。

何がストレスかを考える

・何が嫌かを書き出してみる

・そのストレス解決法を、いくつでも書き出す

・解決できないなら、時間に委ねて「忘れる」と言い聞かせる

・解決法が実施できない理由を書き出す

・具体的なアクション・プランまで突き詰めて考える

 仕事はもともとストレスフルなもの!

「仕事に取り組む」ということは、もともとストレスフルなことです。

時間との勝負で、他の競合と、品質や価格で争っていくのがほとんどの仕事です。だからこそ、ストレスを上手に発散し、耐性を高め、これと上手に付き合っていくために、5月病・6月病は格好の予行演習のようなものです。

それだけに、ストレスを独りで抱えないことが大事です。

考えていることを先輩や同期、友人、家族などに聞いてもらったり、アドバイスを受けたりすることは、「吐き出す」行為として重要です。逆に、「がんばっている」人がいたら、吐き出しやすいように、声をかけてあげることも大切です。

執筆:Mocosuku編集部

 

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記事提供:Mocosuku(もこすく)

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