梅雨時はなぜやる気がおきないのか?原因は湿気による呼吸の変化

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じめじめ湿気にじっとりと汗ばむ気温…どうしてもやる気がおきないこの時期を、なんとかして元気に乗り切りたい!そんな時は、『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の鈴木宣博さんにカラダとココロをスッキリさせる方法を教えていただきましょう!

カラダの不安はココロにも影響が

今年は梅雨が長く続きます。 今週は太平洋の南の方で台風が3つ発生したりと、ひきつづきカラダへの大気の影響が気になります。 カラダの不安は、ココロに直接影響をおよぼします。 毎日たのしく心地よく、すごせていますか?

やる気の深呼吸・チェック

・気力がわかない
・やる気が出ない
・動きたくない

梅雨の後半は、くさくさしてこんな気分になりやすいもの。 原因は、湿気と低めの気温(エアコンも含めて)です。 夏に向けて汗をかけるように毛穴がひらいてきたひとは、くしゃみや鼻水がでたりして冷え症状が気になります。 汗をかけないカラダの人は、むくみやカラダの重だるさといったこもり症状が気になります。

体内の水分の循環も毛穴の開け閉めも、じつは深い呼吸が支えています。 日常の呼吸が大きく深い人は、

・自律神経のバランスよく、全身の筋肉がしなやか

です。

梅雨の湿気で呼吸が浅くなると、

・おちこみ、憂鬱、不安
・風邪をひきやすい、風邪が治らない、風邪をくりかえす
・むくみ、だるさ、あちこちの痛み

があらわれます。「やる気の深呼吸・チェック」をおこない、みぞおちの圧痛でチェックしてみましょう。

やる気の深呼吸・チェック

1.みぞおちや肋骨の下に指先をあてて、ちょっと押し付けておきます。
2.息を吸いこむと肋骨があがって、指先に横隔膜(肋骨の裏側の筋肉)があたります。
3.息を吐くときに指先で横隔膜をすこし押してみます。

「3.」で横隔膜を押したときに抵抗や痛みを感じたら、呼吸が浅いサインです。
※息を吐くと横隔膜がゆるむので、指先に抵抗を感じません。

みぞおちの圧痛を感じた人の対処法

・ストレッチ・ヨガ・わき腹の背伸び・水泳

体幹部(わき腹を中心に)の筋肉を刺激するような体操を心がけること。
わき腹は呼吸運動の軸(蝶つがい)のような役割をしています。 反動をつける運動よりは、カラダを静止させて深呼吸を意識できるエクササイズがいいですね。

image by:Shutterstock

 

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.124より一部抜粋

著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。
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