【難民問題】
このEUを揺るがせたのは、アラブやアフリカからの難民問題(3200万人)です。特に最近は、IS(イスラム国)も含み、
賃金が高いドイツに逃れた難民は、
【英国の離脱問題】
英国でユーロからの離脱問題が起こったのは、ユーロ加盟国を襲う難民問題、および国家主権の回復への動きからです。保守層が多い60歳以上に離脱派が多く、30歳以下には残留派が多い。
英国がユーロを離脱した場合、考えられるのは以下です。
(1)ユーロ自由貿易圏からの離脱による、英国経済の弱体化。ユーロとの貿易に、関税がかかるようになるからです。
(2)金融面での、ロンドンのシティの地位の急低下。
(3)他国のユーロ離脱も誘い、
離脱問題が出始めたころから、
【ユーロ経済は、南欧危機から回復していない】
ギリシア、スペイン、ポルトガルの財政破産の問題は、
ギリシア24.1%(5月)スペイン20.1%(4月)、
失業率が15%を超えている経済は、恐慌に近いと言うべきです。
(注)日本の失業は3.2%(4月)、米国4.7%(5月)
2012年の南欧危機以降、
今後、ECBの金融政策で隠れていたユーロ経済の悪さが、
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著者/吉田繁治
東大フランス哲学専攻。経営と情報システムのコンサルタント。各社の経営顧問を歴任。戦略的システム開発でシステムデザインを担当。毎週届くメルマガの情報量は圧倒的で、その質・量ともにタイトルの「ビジネス書5冊を超える」の言葉に偽りなし。
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