【落雷に注意】重要なのは距離と角度、命を落とさぬ為に守るべき鉄則

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梅雨明けを控え、気候はすっかり夏模様。夏といえば夕立、近年では「ゲリラ豪雨」と呼ばれる突然の激しい雨や雷なども珍しくありません。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、雷から身を守るための方法を紹介、これを期にいざという時、自分で身を守れる知識を身につけてくださいね。

雷ゴロゴロ…どうする?

夕立につきものの「」、怖いものです。「地震・雷・火事・親父」などと怖いものの代名詞の第2位。「親父」の地位は下がっているかもしれませんが、雷が怖いのは今も昔も変わりません。

雷はところかまわず、落ちる時にはどこにでも落ちてきます。ずっと以前に、目の前の登山仲間が落雷で亡くなった方の手記を読んだことがあります。パシっと音がして目の前が真っ白になった直後、仲間は倒れていて、ピクリともしなかったと。あまりにも淡々とした描写に、その一瞬の怖さを感じました。

では、もし雷が鳴り始めたらどうしたらいいのでしょう?

この季節、山にハイキングに出かける方も多いと思いますが、山頂など高いところは非常に危険なので、早く安全な場所に逃げましょう。

鉄筋コンクリートの建物の中や自動車列車の中は比較的安全です。木造の建築物の場合は、天井や電気製品などから最低1mぐらいは離れておきましょう。

でも、先ほど書いたような「山の中」だと、そういった建物がないときもあります。そういうときは、じぶんより高い物体に避雷針になってもらいます。電柱、煙突、鉄塔などを見上げて、その時の角度が45度以上になる範囲に退避します。45度は直角の半分。おおよそでもいいので、45度より高くなるように見上げるところに立ちます。見上げる角度が低くなると、その高い建物などは避雷針としての役割は果たさず、あなたに雷が落ちてくる可能性が出てきます。

また近づきすぎるのも危険です。というのも、例えば高い木の下に退避しても、その木に雷が落ちると、その表面に流れる電流で、近くの人も感電してしまうのです。これを「側撃雷」と言います。

木の場合は幹や枝から4m、コンクリート電柱の場合は2mは離れている必要があります。そうなると、低い木や鉄塔では役に立ちませんね。おおよそ5mから30mぐらいの物体でないと保護範囲はありません。

雷がなったらまずは安全な場所に退避。鉄筋コンクリートの建物に逃げる。もしそういうところがなければ、高い木や電柱などを避雷針代わりにする…、ぜひ覚えておいてください。

image by: Shutterstock

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