【書評】なぜ、池上彰は「池上無双」を繰り出せる情報量を持てるのか

 

さっそくチェックしていきましょう!

郊外から都心へ通勤している人が駅の売店で新聞を買う場合、都心に近い店で買ったほうが最新情報を掲載している新聞を入手できる可能性が高い

夕刊のニュースは「海外の最新ニュース」と「午前中に国内で発生した事件」が主な内容

面白い署名記事があったら、書いた記者の名前を覚えておこう

「インターネットがあって本当によかったな」私がそのメリットをいちばん実感するのは、政府や企業、研究機関などが発表した情報の原文=「一次情報」をネット上で読んでいるときです

取材力をつけるには、喜んで取材に応じてくれるところ、何でも話してくれるところばかりを回っていてはダメ

「恥ずかしながら、あの件について自分なりに調べて、こんな仮説を考えてみたのですが、これ、どうでしょうね?」と切り出して反応を見る(中略)「素人なので自信がないんですが……」と切り出せば、相手は丁寧に答えてくれるはずです

人はどんなときに「このセールスマンは信頼できるな」と感じるのでしょうか。それは、自分の立場になって考えてくれる場合です

聞きにくい質問をするときに、どう切り出すかは頭が痛いところです。一般的には、「私はそう思っていないのですが、世間にはそう思っている人がいます。それについてはどうでしょうか?」とか、「私は純粋な好奇心として聞きたいのですが」といった聞き方が無難なところでしょう(中略)「私には判断できないので、教えてください」という姿勢が大切です

「みんなが聞きたいことは何か」を意識すると、いい質問ができる

とっておきたいと思った新聞の切り抜きは、テーマごとのクリアファイルにそのまま入れるだけ

本で歴史や基本を理解しておくと、日々のニュースの見方も変わる

何事も、基本さえ押さえておけば、後の理解は楽になります

そのジャンルの「定本」を見つけよう

それは単なる「情報」か、確認がとれたものか

情報を流す側の「動機」も推測してみよう

著者・講演家の方はもちろん、日々の情報収集をどうしようかと悩んでいるビジネスパーソンには役立つ内容だと思います。もうすぐ夏休み。池上彰さんの『伝える力』、梅棹忠夫さんの『知的生産の技術』も併せて、ぜひチェックしてみてください!

image by: Shutterstock

 

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著者はAmazon.co.jp立ち上げに参画した元バイヤー。現在でも、多数のメディアで連載を抱える土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介する無料メルマガ。毎日発行。
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