【書評】なぜ、池上彰は「池上無双」を繰り出せる情報量を持てるのか

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わかりやすい解説が好評、多くのメディアで活躍中の池上彰さん。政治家たちへ鋭く突っ込む「池上無双」は今や選挙特番での楽しみのひとつともなるほどです。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、満を持して1冊にまとまった氏の「知的生産術」が紹介されています。

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情報を活かす力』池上彰・著 PHP研究所

こんにちは、土井英司です。

梅棹忠夫さんの『知的生産の技術』をはじめ、世の中には著名人の知的生産の方法を書いた本がいくつかあるのですが、ついにこの方の知的生産術が本になりました。

池上彰さん。

もう説明はいらないと思いますが、『週刊こどもニュース』でお父さん役を務め、わかりやすい解説が話題となった元NHKのジャーナリスト。現在はさまざまなメディアでご活躍中の方です。

本日ご紹介する『情報を活かす力』は、そんな池上彰さんの「情報収集術」、「取材・インタビュー術」、「情報整理術」、「読書術」、「ニュースの読み解き方」、「情報発信術」をまとめた一冊。

プロならではの新聞の読み方、池上さんが実際に購読している新聞雑誌、集めた情報をどう整理しているかがわかり、とても勉強になります。

個人的に役立ったのは、「取材・インタビュー術」で、とりわけ「聞きにくい質問をするとき」の作法は勉強になりました。

聞きにくい質問をするときに、どう切り出すかは頭が痛いところです。一般的には、「私はそう思っていないのですが、世間にはそう思っている人がいます。それについてはどうでしょうか?」とか、「私は純粋な好奇心として聞きたいのですが」といった聞き方が無難なところでしょう(中略)「私には判断できないので、教えてください」という姿勢が大切です

他にも役立つ情報がてんこ盛りです。

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